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重いニュースにおもう

スマホを開いたら、ヤフーニュースをざっとなんとなく目を通すのですが、きのう、こんな記事を見つけました↓

結構、衝撃的で。

語られないからわからない

娘がいるので、家庭の事情で生理用品を買うお金がない、買ってもらえないという子どもがいることに、とても重いきもちになりました。

記事には、100均でコスメは買うから見た目はみんなと一緒、でも、見えないところにお金をかけられず、困った末の行動が書かれています。

昔は明らかに貧しい子は服装が違ったり、わかりやすかったのかもしれませんが、いまは若い子はみんなスマホ持っていて、見かけでその子が困った暮らしをしているのかどうか、ということがわかりにくくなっているように思います。

コスメは買えても、ナプキンは買えない…。そうかもしれません。でもそれを口にすることもほとんどいままでなかったのでしょう。

女子が多いと結構な減り具合ですが、どうしてもないと困るものだから、防災への備えという意味でもわたしはわりと多めに買っています。

でも、昼用、夜用、軽い日用とかいろいろ種類も買うので、トータルすると結構な額に。必要不可欠だから躊躇なく買いますが、確かに買えないということはあるだろうな…

日本の生理用品は世界でも最高水準だと聞きます。わたしが小学生くらいのころのころと比べると、本当に雲泥の差。すごいと思います。

わたしが子どものころ、お母さんに「昔はどうだったの」と聞くと、「そんないいものはなかったから、ぼろ布を縫い合わせて使ってたな」と聞いたことがあります。びっくりしましたが、途上国などはいまもそういう感じなのかもしれません。

こういうことは、なかなかいままで表面化しなかったのかもですが、こういう記事がでてきて、世間に知られるようになったのは少しは進歩なのかなと思いました。

世界は実行していてすごい

そして、

イギリスでは、生理用品が買えずに不登校となる女子生徒が一定数いることが問題視され、昨年1月、スコットランドが小中学校での生理用品の無償配布制度を導入、11月にはイングランドが生理用品を必要とするすべての人への無償配布を行うという法案を可決した。
今年2月には、ニュージーランドが無償配布を決定、フランスは大学生への無償配布を決定するとともに、今後対象を拡大してく方針である。

ということです。すごいな!

なんか、海外は動くのが早い気がします。よく知らないからあくまで「そういう印象」なんですけど、問題から解決へと進むスピードが速いような。

軽減税率の対象外

さらに、別の記事↓では

日本では現在まで、生理用品は軽減税率の対象となっていない。男性女性関わらず、みんなが生理について話し、理解し合い、議論を活発化させていくことこそが、性別に関係なく人々が安心して暮らせる社会をつくるのではないだろうか。

ということです。

生理用品は軽減税率の対象外だということ、わたし初めて知りました。何も考えず、買いものの時は、他のものと一緒に買うのでいちいち見ません。見ます?税率。

軽減税率が導入されるときは、「これは8%?10%?」ってさんざん話題になってたけど、もうすっかり、みんなわけわからんようになってて話題にもなってない感じですよね…。コンビニの店内で食べるor食べないをレジで聞かれて、それによって税率変わるとか…やってんのかな。

生理用品は軽減税率の対象になるやろ!と思いますが、どうしてならなかったんでしょうか。

そして、

世界では、2004年にはケニアが、それに続いてカナダ、オーストラリアなどが生理用品の消費税を撤廃するなどの政策を進めている。日本の女性国会議員比率は5.6%に留まる中、こうした政策が進んでいる国では、女性国会議員比率20%を超えている。

だそうです。やっぱり女性の議員さんが多い国では、そういう政策が通りやすいのかな。女子にとっては、やはり暮らしやすい社会になりそうな気はしますよねえ。

流れ、すすめ

いまはコロナに関する問題が最優先ぽいですが、日本でもこういう記事がでてきて、問題の認知度が上がると、軽減税率に、とか無償提供、とかが実現する機運が高まってるかもしれません。

それにしても

貧困、など、問題のワードとしてはひとつでも、その背景はどこまでも根が深く、複雑にいろんなことが絡み合って、世間の目が届かない問題はまだまだ果てしなくあるんだろうな…とつくづく思いました。


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