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キヨシロー!!

↑1995年に買った「季刊 渋谷陽一 BRIDGE」っていう雑誌です。16年前。何回かの断捨離をくぐりぬけ、捨てられずにいる。

ちょっとまえですが、清志郎の命日でした。5月2日だったそうです。

亡くなった日、ゴールデンウィークで、パーの実家に帰省してました。有名人がなくなって初めてショックでした。もう12年前です。

小学生のころ、坂本龍一と「いけないルージュマジック」だったかな、をベストテンで歌ってて(すべてが古くて草)。当時、メイクがすごくてびっくりしたんですけど、でもどこか、かっこよさを感じたのか、印象に残って「スキ」というイメージを持って徐々に大きくなったわたしは

なんでかしらんけど、それをあまり公にできず。家族にも友達にも。たぶん誰もこの「スキ」をわかってもらえないだろう、と思ったんだとおもいます。「スキ」が渋すぎたのです。のちに、わたしが清志郎をすき、という話になったとき、お母さんが「あの子、変わってるわ~」とパーに言ったそうです。大いに結構、と思いました。

でも、お兄ちゃんが大学に進学のため実家を離れたころ、それぞれの部屋があった家の2階の住人が私一人になり、なんか解放された気になりました。お兄ちゃんいたら、音楽聞いてると「何聞いてんの?」となるからです。一人になると、何聞いてても誰にもわからんので。

それから、いっぱいRCサクセションを聞くようになって、カセットテープにとりため始めました。

ああ、この声がかっこいい。たまらん。

高3のわたしは、ひとりうっとりしていました。

高校を出て、一人暮らしをはじめた大学時代はもっと聞き始めました。

かっこいい。飽きない…

社会人になって、車を運転するようになって、やっぱり清志郎をかけて軽自動車で走ったりしてました。

かっこいい、の中身が大人になってきてちょっと変わってきた気がしました。

社会的な問題を歌う。自分がパパになって知った気持ちを素直に歌う。ほんとの意味でかっこつけず、ほんとの意味でかっこつける感じ。いつもlove&peace!と叫んでる。シンプルに、そしてパフォーマンスではなく、本当にそれを願ってる感じがしました。すごく広くて深くて大きい感じがしました。

なのに、いつも自然で楽しそうに笑う。友達がいっぱい。そしていつもどこかシャイな感じ。あれほどスターなのに。すぐそこにいて笑ってそうな。とてもとてもやさしそうな人でした。

ロックンロールにウソつきはいない。

という歌があります。なんの歌かは忘れました。そうそう、ウソは嫌だ。仕方がないときもあるけど、やっぱりウソは嫌だ、という気持ちはいつもあります。

清志郎、すきだなー。

好きな曲、いっぱいあるけど、いちばん好きなのはなにかと言われたらこれ↓

わかってもらえずになんだかつらい気持ちになるときに思い出すと、いつか誰かわかってもらえそうな気がして、落ち着きます。

いまは気づかないだけ。

ぼくら何も間違ってない。

きっとそうなんだろな、と思えます。

清志郎、かっこよすぎ。すき。

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