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お弁当が知らない間に

少し前のはなしです。

三学期に入ってしばらくしたころ。長女が学校から帰ってきて、お弁当のつつみを出しながらいいました。

「明日、お弁当いらん。午前しかない」

あ、そうなん?ラッキー。と思ったら

「なにげに今日、最後のお弁当やった」

・・・・

・・・・


最後のお弁当…

高3の長女が最後のお弁当…

ほんまや

最後って、ほんまに最後やん!
つい少し大きい声で返しました。

高3生の最後のお弁当ってことは、ほぼほぼ子育ての一区切りといえるところじゃないかと思います。

なーんも考えてなかったよ。その日のお弁当も、あるものを適当に挟んだサンドイッチでした。

まあ、「今日は最後だよ」と聞いていたところで、特に変わったお弁当にすることもないだろうけど(そもそもお弁当にどう気合を入れたらいいのか、正直わからん。キャラ弁とからいう年齢でもないし。そもそもできないし)

そんでも、なんか心の準備が少しほしかったな、なんてちょっと思いました。

とはいえ、大学にはいっても自宅から通うし、まだ次女は当分お弁当続くからついでだし、節約のために「お弁当作ってー」と言われることはあるかと思います。

だけども、中高生の強制的なお弁当とはちとちがう。

そーかー。

ついになー。

終わったかー。

それほど一生懸命つくっていたつもりはありませんが、

朝練のときもつくったな。もうちょい少なく、とか、多く、とか、彩もちょっとは考えたりしたな、とか、明日のお弁当のオカズないわ〜、とか

そういう時代が終わったな、という、ひとつの感慨深さを感じました。

嬉しい、寂しい、という感情というよりも、感慨のほうがピタリ。

そうやって手が離れていくんだねぇ…

うちはまだ次女がいるので、まだそこまでではありませんが、まあ、またいつか本当に終わるんだな、と思った出来事でした。

自分にひとこと。

「ま、ひとまずおつかれ😊」

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