釣りをするひと。
People 3 ジョンソンホームズ営業 石塚 大輝
とにかく釣りが好き。陸釣り、船釣り、魚種も問わず楽しみます。春夏秋冬、釣り場へ。自然と魚たちと向き合っています。
「釣り好き」は自然な流れ
暮らし全体が自然に囲まれたニセコ町が故郷。幼少の頃から父親に連れられ、近所の川で釣りに親しんできました。
魚図鑑を読み込み、魚の名前とおいしい食べ方を暗記。学校の図工の時間に自作した釣り針を試したい一心で雪道を一人、がむしゃらに川へ。子どもの頃の釣りにまつわるエピソードは多々。中学時代は竿だけを携え、友達と自転車で“遠出”するのが放課後の日課でした。
「初めて自分で釣り上げたのが、ウグイという魚。小3の時です。大物がかかって、すごくドキドキしました」(石塚談)。それが、のめり込む原体験。胸の高鳴りは今も変わらず響いています。
海岸で、船上から…。ほぼ一年を通して、いつもどこかで竿を振り続け、北海道で釣れる魚種の多くを手にしてきました。時期によっては休日を釣りだけにあて、平日には出勤前に行くことも。一人もいいけれど「感動を共有できるから仲間と行くのが一番」だと話します。
釣った魚はおいしく食べます。さばくのもお手の物。お酒との組み合わせも考えながら、料理に仕上げます。「魚料理で晩酌までが釣りの醍醐味ですね」。
ホームグラウンドとする積丹半島の磯で釣り上げたサクラマス。「今年も追いかけます!」
美しいサクラマスに会いたくて
ホームグラウンドは積丹の海。「好きなんです。愛しているんです。取り憑かれているんです!」。そう本人が熱い言葉を重ねるほど、近年は岸からルアーで狙うサクラマス(サケ科)に夢中です。
格闘になるパワーの強さ、釣り上げた時に水中で見せる、銀色に輝く姿の美しさ、味のよさ。魅力はいろいろですが、そもそもサクラマスは釣ることが難しいターゲット。一筋縄ではいかない相手だからこそ、挑み甲斐があるといいます。道内の各地でサクラマスの釣期は異なり、積丹は4月から5月いっぱいが最盛期に。春はとりわけ待ち遠しい季節です。
釣果につなげるためには、事前に出向く釣り場の情報収集が欠かせません。また、テクニックよりも「ひたすら魚の気持ちを考える」ことを意識しているそう。魚のキモチ…とは?「たとえば、狙っている魚がお腹が空いているタイミングかを考えたり、雨が降ると水が濁るので、どんな色のルアーなら魚に見つけてもらえるかを考えたりとかですね」。
時期、天候、波、水温、食べているもの。これらを踏まえ、とにかく仮説を立てて実行してみる。試行錯誤を繰り返しながら、“正解”を探していく。そこに、釣りの面白さがあるといいます。
船の上から見る紅葉の景色(積丹)
積丹の磯から眺める日没
自分史上最大、11kgのブリを船から(積丹)
釣れると嬉しい、釣れなくても楽しい
釣りの魅力は、素晴らしい景色に出会えることも一つ。積丹は日の出、落日も美しく、岸からイルカの群れが見えたり、船上から紅葉を楽しんだりも。ぐるり見渡せば、自然のなかに埋もれるような感覚が体に染みわたります。絶景、遠征の道中、仲間との時間…。釣りには「魚を釣る」以外の楽しみも多いのだとか。一言で表すなら、自身にとって釣りは「ワクワクとリラックス、どちらも与えてもらえる究極の暇つぶしです(笑)」。
道内各地に遠征していますが、実現したいのは、全国を釣り歩く旅です。マグロ、GT(ジャイアントトレバリー)と呼ばれるロウニンアジ、クエの3種を、いつか釣り上げたいと夢見ています。
岩内港。夕焼け空を映す静かな水面
左から積丹で釣れたアメマス、体長60cmのヒラメ。知床でのサケ釣り
【石塚の食べ方】ホッケフライ タルタルソース
ホッケを釣ったらフライにして、タルタルソースで食べます。市販のタルタルにレモン汁と富良野ソース(JAふらの厳選野菜ソース)をちょっと加えると、とてもおいしいです。お試しを!ハイボールと鉄板の相性です!
【石塚のオススメ!】初心者でも楽しめる釣りスポットは「小樽港」
小樽港では一年中、なにかしら釣れています。夏に小サバが釣れますが、小サバは初心者でも簡単です。サバさえいれば、子どもでもたくさん釣れます。竿とリールはセットになった安いもので十分。サビキという擬似餌針と撒き餌(オキアミなど)で狙います。家族で出かけ、釣りチームと観光チームに分かれて小樽を楽しむというのもいいですね。
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profile
石塚 大輝 ジョンソンホームズ アメカジ工務店 営業
1992年生まれ。ニセコ町で自然を遊び場として育つ。北海学園大学卒。2015年新卒入社、新築部門の営業に従事。エニアグラム・タイプ7(楽天家)。登山やキャンプも楽しむ。
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