キリストの心

「もしキリストにあって励ましがあり、愛の慰めがあり、御霊の交わりがあり、愛情とあわれみがあるなら、私の喜びが満たされるように、あなたがたは一致を保ち、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、志を一つにしてください」(ピリピ2:1-2)
使徒パウロ はこう言います。

私たちがクワイアで賛美する時うれしく楽しくなるのは、ひとりでなく大勢で心を一つに声を一つに、一致した時ではないでしょうか。
そして一致した賛美は、聞く人たちを慰め、励まし、力を与えることができます。

旧約聖書の中の賛美の達人たちアサフ族は
「ラッパを吹き鳴らす者、歌うたいたちが、まるでひとりででもあるかのように一致して歌声を響かせ、主を賛美し、ほめたたえた。」(歴代誌II 5:13)

私たちが歌声を合わせようとする時、自分本位でなく隣りの人を意識し、敬い同じ愛の心を持とうとします。

パウロ はこう続けます「そして、へりくだって、人を自分よりすぐれた者と思いなさい、自分のことだけでなく他の人のことも顧みなさい」と。
このような思い、心はキリストのうちに見られるものだと。
文語訳では「汝らキリスト・イエスの心を心をせよ」と書かれています。
この心、思いとは意識(Mind)です。この意識は、私たちの心持ち、心構えで変えることのできる世界です。
信仰も一緒で、望んでる事柄が実現し、言ったとおりになる世界です。

神の御子イエス・キリストは、人となり私たちひとりひとりの救いのため十字架にかかりその命を捧げてくださいました。これほどの愛は誰も持っていません。これが神の愛なのです。
これがキリストの心です。
We have the mind of Christ.
私たちがキリストの心を持ち、隣人を愛し、同じ心と思いで一致した時、父なる神がほめたたえられ、その栄光で満ち満ちます。

キリストの心と愛が今日も共にありますように。

東京ホライズンチャペル
小川明子音楽伝道師