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「JPTはフードコート」に込められた深い意味

大阪・天満橋にあるユニバーサルレストラン「ル・クロ・ド・マリアージュ」で開催された第7回ミッション研修。

「障害の有無によらず、誰もが対等に働ける社会を」というミッションを掲げる弊社と、

障害の種類や程度に関わらず、どんな人も当たり前に自分の居場所があり、のびのびと働ける「ユニバーサルな世界」を作っているル・クロさんには

たくさんの共通点がありました。

先日の記事で少し触れた、「JPTはフードコート」という発言について、今日は深ぼっていきたいと思います!

(文責:成川)

ル・クロとJPTの共通点

ル・クロのオーナーシェフ、ムッシュこと黒岩さんは、ご自身が経営するレストランをユニバーサルレストラン、と定義しています。

レストラン業界は、多様性とは真逆の世界。それは、一人で料理を提供するすべての工程が出来て初めて一人前で、その人材を多く育てていくのが当たり前だから。

また、お客様が神様である日本では特に、高度で均質なサービスを求められるが故に、多様であることはタブー視されていたとのことです。

しかしル・クロさんはそんな常識を覆して、違いを認め合い、それぞれ異なる「やりたいこと」「できないこと」を組み合わせて、料理を提供できるようにしていました。

その手法として語られていたのが、構築的なフランス料理の工程を横に倒して、各工程を得意な人が担当するというアプローチ。全部できなくて良い。どれかが得意なら、それをやれば良い。思いが込められた、愛のある分業だと感じました。

一方でJPTは、普通はチームで行うような開発業務を、ル・クロさんの表現を借りると「縦に起こして」、一人で全部やってもらう。そうすることで、体調が悪ければ休めば良い、コミュニケーションが苦手でも人間関係に困らない、自分が好きなプログラミングにとことん没頭できる環境を作っています。

一見、真逆のアプローチに見えますが、「当たり前」を前提にすると働くことが出来なかった人たちが、前提を変えることで働けるようになる、という根底の思いは共通していると思いました。

そうだ、フードコートだ!

この発見をル・クロの皆さんにもわかりやすく伝えられないか?と考えたときに思いついたのが、JPTを飲食業界で例える、という方法でした。

前述の通り、JPTは原則一人一業。チームでの作業は殆どありません。でも、就業規則や各種研修、「重要だけど緊急じゃない仕事をする」というコンセプトなど、会社としてのインフラは共通化されています。

個人が経営する小さい店舗が、あるコンセプトの元で集まり、共通化されたインフラを活用しながら独自のサービスを提供する、、、

これはまさにフードコートだ!と思いついたのです。
大発見!!(ですよね?笑)

うちは小さい子供が二人いるので、よくフードコートに行くのですが、特にこれが食べたい!と決めずに行っても良し、家族の中で食べたいものが全然違っていても良し、本当に重宝しています。ありがとう、フードコート。

JPTも、JGCグループの中でそんな存在になれたらいいな、と思うわけです。

目的(課題)を持って来てもらうのが一番良いのですが、そうでなくても、なんか便利なツール無いかなーと、ふらっと来てみたら、過去や現在進行中のプロジェクトが見れて、「これウチでも使いたい!」と言ってもらえばすぐにサービスとして提供できる。

そんな特例子会社、あったらおもしろくないですか?

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