B007 カードを書く(5)

「こうしたい」のカードがたまったら、そのカードを見直します。そのうち、簡単にできそうなものから手を付けていきましょう。

今までそれが実現しなかったのは、何か欠けているものがあったからです。それは何か。それを明確にすることに意味があります。「こうしたい」が漠然としたものであったら、それをより基本的ないくつもの要素に分割、「今日出来ること」にまで落とし込んでそれを今日実行します。それがどんなに小さなことであれ、それは「こうしたい」の一部であり、それを積み重ねること限りなく「こうしたい」に近づきます。これは、いかにも願望の実現には遠い話のように見えますが、実際にやってみると、それがそうでもないことが分かります。

その「実行」とは、外部から「こうしたい」の実現に必要な「部品」を集めてくることです。実は、その多くは「モノ」でなはく、今自分が持ち合わせていない「知識」と「技術」です。創造、つまり人間の知的作業とは、現在ある様々な「知識」と「技術」を寄せ集め、「こうしたい」という接着剤で接着し、ひとつの目的を持った融合体にまとめる作業に他なりません。そのためには常に自分のゆるぎない意志が必要です。

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