校正者(フリーランス、ジャンル問わず雑誌・商業印刷・書籍)。

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最近の記事

尾ひれにぶら下がっていたもの

3月31日から自主的に在宅仕事のみに切り替えてから 2か月が経とうとしている。 お世話になっている比重の大きい編集部が運良く在宅に対応したこともあり その他の取引先からの依頼は若干の減少はあるものの、 仕事はなんとか続いている。 近くからは「明日から以前と同じように出社だ」、 「6月からは通常通り」といった声も聞く。 わたし自身は、ひとまず6月いっぱいは現状の在宅作業となりそう。 都内に住んで、はや十数年。 東京近郊から通学・通勤していた時期もあるので 満員電車というも

    • 『古くてあたらしい仕事』からつづく日々を

      字を追って、逸った気持ちで何かをこぼしてしまわないように 砂浜をふみしめるように文字を辿った。 昨年の11月29日、神保町のBook House Cafeで開かれた刊行イベントで サインしていただいた本を手にしていたものの 気持ちが落ち着いたところで読みたいと思っていたら、 年末年始を過ぎ 大寒間近になっていた。 これはその時の断片的な話。 本の中にあったのは、夏葉社をおこしたきっかけ、それからの日々。 書店を、読書を、本をめぐる思いの数々。 文章を追ううちに、 今の仕

      • Passez jeudi avec Emile

        家にいる時間が増えたから 少しいつもとちがうことをしてみる。 いつかこの時期のことを思い出すかもしれないし、 もしかしたら、思い出す間もなく ひっそりとしていく場所になるかもしれないけれど。 ワインを飲んだり、本を読んだり。 大好きな映画のことを思い出したり。 そういう日々をまた辿ったり、 立ち止まったりする場所として。 タイトルの話はいつかのんびりできれば。

      尾ひれにぶら下がっていたもの