呼び出し

何がしたかったのだろう。
何を彼女に伝えたかったのだろう。

今思えば、もう少し考えてから行動すべきだったが、考えて行動するといった選択肢は当初から存在していなかったのだ。当時は『しなければならない』といった『謎の使命感』があり、普段なら絶対にしないであろう後先考えない行動を取るのである。



2019.09.06(fri)
仕事中に彼女に電話する。


小さな会議室に来て欲しいと伝える。


彼女がやってくる。


声は震えてなかったとは思うが、かなり緊張してドキドキだった。挨拶もろくにしないで本題に入る。目的が達成されれば他の会話など時間の無駄だと考えてしまう私の悪い癖でもある。人間性がが出る。



8月の飲み会の時、貴方とSさんとの会話で(横に座ってたから聞こえたんだけど)私の事が好きですって言ってたように聞こえたけどアレはどういう意味なのかな?


と聞いた。



更に、貴方のその言葉が気になって寝れなくて夜中に起きて時計がゾロ目が続くだとかの話をして終了。


彼女が答える。



お酒飲んでたからかなー。



言ったかもしれません。



仕事でいろいろ教えてくださるから好きという意味です。



ふぅー。(彼女のため息的な声)



はい。この状況、私がかなり痛い奴になってしまったのはご理解いただけただろうか。苦笑 まず、この質問を彼女にぶつけて私は何を得ようとしたのか。何が得たかったのか?痛いですねー。いや、ホントに痛い奴だ。



●好きですの意味がLOVEだった場合。
→不倫しよう!妻と子供は大切だからセックスフレンドとして都合のいい女になってくれ!

そんなわけない。そんな感情を飲み会の席で言うわけがない・・・。私もそうは思わない。

●好きですの意味がLIKEだった場合。
→このおじさんは何を真に受けているのか?だいぶ痛いヤツだな。今後の付き合い方を考えよう。

●全部当てはまらない場合。
→かなり思い込みの激しい勘違い野郎だ。



いずれにしても私にも彼女にも何のメリットもない質問をなぜ投げ投げたのだろう。会社で噂の的にもなりかねない、真に受ける痛いヤツと思われるようなことをなぜしたのか?デメリットしかない行動をとったことは、今でも不思議に思っている。『駆り立てられてやった。後悔はしていない。』といった衝動的な犯罪者のコメントがしっくりくる。



本当は、ただただ単純に、私も好きですと伝えたかっただけなのだが・・・。



さて、ここから私の身体に次々と異変が起きはじめるのです。(既に性エネルギー交流は起きてましたが。)



つづく。



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