精神の崩壊と現実の崩壊

さて私は二度目の引きこもり生活に区切りをつけ、突然思い立って2社目に就職する。きっかけは当時通院していたクリニックの医師がブログで色々発信していたのだが、明らかに私の診察内容に対する意見が書いてあり(おそらく法律違反だが。笑)、私は偶然にもその記事を目にしてしまったのだ。普段は医師のブログなど見ないのに、その時はたまたまアクセスして発見した。確か、『こんな考えの奴には信長の爪の垢でも煎じて飲ませたい』だったか。瞬間的に腹が立ったが、確かにそうだよな…と思い、意見を受け止めた。そして私の何糞根性が奮い立たされたのか、社会復帰を目指すことになる。

ちなみにこのクリニックは数年後に火事で消失し、転院先は統廃合で診療科目の廃止となる。現在はパニック発作の不安感や自律神経失調症、うつ病などの症状は一切なくなっている。先日、彼女に出会ってから身体に現れるものとして、めまい・ふらつき等を記事に書いたが、これは病気とは別物と捉えている。なので私はいわゆる完治した状態だと思う。

20年以上苦しんだ病気がある日突然治るとか不思議すぎるのである。話は逸れたが、すべて『導かれた』と思っている。

私はその後、リーマンショックを機に3社目に転職し彼女と出会い、今に至るのだが、よくツインレイ関連のサイトには男性側に起きる精神の崩壊としてこのように表現されている。

●魂レベルの痛みに耐えられない
●一方が情報を遮断し、逃げ出す。
●仕事で成功をおさめようと躍起になる

このような抽象的な表現は経験してみて振り返ってはじめて、あーそうだったのか。と思うわけで、実際に現在進行形の段階ではツインレイプログラムの現在位置はよくわからないし、今起きていることがネット情報のどれに当てはまっているのか疑問だったり、ネットに情報がなくて不安に感じたり、、、といったことが起きていた。ここからはあくまで私に起きた事として参考程度に紹介したい。

職場で彼女に出会い、謎の使命感からの彼女へコンタクト(アプローチ?)し、近づくとハートが熱くなったり夢の中でまぐわったり、色んな不思議体験を経験し、いろんな想い・感情が心の中に巡る。

彼女と仲良くなりたい。
彼女を抱きたい。セックスしたい。毎日したい。

いや、私は既婚者だ。不倫はダメだ。

俺の女になれ
俺とセックスしろ
(普段こんな乱暴な言葉遣いはしないが、心の中でこう叫ぶ。)

いや、私は子供を育てなければ!私は父親なのだ!

と毎日毎日こんな問答があり、言い聞かせるような形で彼女を忘れようと必死に必死に仕事に打ち込む。がしかし、仕事をしても何をやってもしなくても何故か心の中には彼女がいる。職場が同じなので避けても避けても遭遇してしまう。


彼女のことが頭から離れない・・・。


『心に棲む女性』


そんな存在を忘れよう忘れようと仕事に邁進した結果、より重責な業務を任されるようになり、昇進して社会的な成功を手に入れる。


しかしそれは私のやり方・考え方を押し付けた結果として得たものであり、相変わらず人に対しては冷酷で感情を込めない。何か起きると責任の所在は他者にあると主張して他者をとことん問い詰める。誰に対しても表面上の付き合いしかしない。

したがって部下には頼られない。責任を問われかねないので、周囲の人間は私に関わりたくない。お互いに不信感しか生まれないような関係性にしかならない。そんな状況下であっても自分がうまくいかないのは環境のせいだ、人の意識が低いせいだと考え、自分の世界に閉じこもる。

●世の中にはさまざまな考え方の人間がいる
●社会の仕組み上、誰かが犠牲にならないとうまく回らない
●世の中はほとんどがグレーゾーン

現実世界を生き抜く上ではこういった事にうまく対処する能力が求められるが、完璧主義者の私には受け入れがたいものであった。理想を追求し過ぎた結果、社内で完全に浮いた存在になってしまう。

私の考え方・やり方に同調を迫る。もしくは押し付ける→反発、言い争いに発展

冷酷な対応→人間の心があるのか?と冷ややかな視線


といった事を繰り返し続けた事で、多方面から関わると面倒だと思われ、何をするにしても関わらせて貰えなくなり、

完全に詰んだのである。_| ̄|○


私の能力が活かせる場所はここだ!と意気込んでいた場所が実は誰もそれを望んでおらず、逆に私が最も苦手なスキルを必要とする世界だと気付いた時、崩壊という表現で言い表されるような心の痛みや現実が私の前にやってきた。

これが、私が思っている精神の崩壊と現実の崩壊である。

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