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ふと気になり、漫才コンビ「オール阪神・巨人」のコンビ名の由来について調べていたところ、こちらのYahoo!知恵袋での16年前のやりとりにたどり着いた。質問者が2度同じ質問をリフレインしている意図はさておき、ベストアンサーに輝いた回答が上記の通りである。

まず、「阪神師匠は釣りが大好きです」が質問および続く文章に全く関連していないのは置いておいて、ラジオ番組でコンビ名を募集したところ「阪神・巨人」が沢山届いたらしい。「阪神・巨人」を思いつく人間が複数名いる時点で気味の悪い話だが、"「オール」が付いてることが気に入って命名"もますます意味がわからない。"すべて阪神・巨人"とはいったいどういう意味かが知りたいのに、毎年M-1グランプリの審査員に名を連ねる(オール阪神を除く)ほどの有名漫才師である彼らの屋号の由来が不詳であるのが腑に落ちない。

wikipediaによれば、1975年/毎日放送『ヤングおー!おー!』内の公募で寄せられた候補の中から選ばれたという。『ヤングおー!おー!』といえばテレビ番組であるから知恵袋の解答主は勘違いをしていたようで、ネットに「嘘吐き」として永遠に汚点を残すことになったわけだけれども、しばらく調べたがやはり「オール」がよくわからず、阪神に至っては野球に一切興味がないらしい。吉本興業のお膝元、大阪・難波をホームとし、「阪神」を名乗りながら「阪神タイガース」に一切興味がないのは異常者としか思えない。

M-1グランプリの審査員として選ばれないのも当然のリスクヘッジであるし、巨人にはwikipediaに個人ページがあるのに対し阪神のものは存在しないのも、彼が"誰もが知ろうとしない"アンタッチャブルな何かとして周囲に認識されているからではないだろうか。あと『ヤングおー!おー!』も何なんだろう。『ヤングおー!おー!』から生まれた『オール阪神・巨人』ということだ。たかだか50年弱前の漫才コンビの由来でさえ定かじゃないのだから、歴史の教科書なんか一切信用しない方がいい気がする。


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