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カメはカメのままでいい。

「教官!私はドジでノロマなカメです。」

この台詞を聞いて、堀ちえみさんの主演のドラマ、『スチュワーデス物語』を思い出された方もいると思います。(そんなあなたはきっと昭和生まれの同世代?!)

私は堀ちえみさんほどのドジっ子ではありませんが、自分がのろのろのカメだという自覚があります。

以前にもこんなタイトルで記事を書きましたが、

私は本当に生きるのが上手ではなく、不器用だし、人生の歩みもゆっくりです。

これまで私の周りにはウサギさんが多かったので、ウサギさんたちからしてみれば、私みたいなのはもどかしいわけですよ。
あれやってみろ、こうしてみろ、そんなんじゃダメだと言われ続けていたなぁと思います。

今はカメだという自覚を持って生きていますが、もうちょっと若い時は私もウサギにならなきゃって頑張って、アドバイスもありがたく頂戴していました。自分はそれを受けなければならない人間なんだと。

ただいかんせん周回遅れのカメなわけで、アドバイスを聞いたとて(とて!)、ウサギに追いつくこともウサギになれるはずもなく、ウサギとの距離は広がるばかり。

最近YouTubeに何気なくオススメで上がってきたのが、社会心理学者・加藤諦三さんの動画です。

私はこの動画を見ながら、ポン!と膝を打ちました!私の『ウサギとカメ』の話をこんなにもわかりやすく説明してくれる人がいるのかと!

加藤先生の、

余計なお世話なんですよ。

で笑っちゃいましたけど、私もそれが言えたらどんなによかったでしょう。

私もあの時とあの時とあの時とあの時…(もういっぱいありすぎてわからん)に「私はウサギではありません。カメなんです。」って言えていたなら、もう少し楽に人生を生きられたかもしれません。


私はこの動画を見た後、加藤さんが訳したシーベリーの本をいくつか読みました。内容はちょっと難しいのですが、根幹はこれに尽きるのだろうと。

人間における唯一の義務は自分自身であること。


私はこの動画を見て、「あ、今の自分のままでいいんだ。」と改めて思えるようになりました。
立ち止まったり、時には後ろに進んでみたり、寄り道の好きなカメです。ウサギには到底なれません。ただ、その歩幅と速度で私はいいのです。

皆さんは私を置いてどうぞ先に行ってくださいって気持ちです、今は。 

私はこれでいい。

今はウサギとも比べることが少なくなり、ちょっとだけ周りを見渡しながら過ごせるようになっています。

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zoé
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