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時代は勝手に変わっていく

時代を変えるなんてつもりもない
勝手に変わっていく時代の中で踊ろう

SKY-HI/D.U.N.Kより

今月から日本テレビで始まった新番組『D.U.N.K』。

BE:FIRSTを生んだSKY-HIさんと日テレが中心になって生まれた番組で、
「幾多のダンス&ボーカルグループ(アーティスト)が垣根を越えて、日本から世界に発信していくプロジェクト」であり、様々な国内外のアーティストが彼の志に賛同(共鳴)した大型プロジェクト、とのことです。

&TEAMも出演するというので私も見始めました。BE:FIRSTもSKY-HIさんも名前は知っているけれど、どんな歌を歌っているのかも知らない・・・。若干不安ではあったけれど、初回はプロジェクトのコンセプトがとてもわかりやすく紹介されていました。

冒頭でご紹介したフレーズは、このプロジェクトのテーマ曲の一部です。

私は音楽的なことはまるで分かりませんが、この詩にはハッとさせられました。

時代は勝手に変わっていく。

これと同じようなセリフをどこかで聞いたことがあるなぁと思ったらこれでした。

国を変えろとは言いません。勝手に変わりますから。ただ国が変わる権利を守ってほしいのです。

『ビリーブ 未来への大逆転』より

この映画は、2020年に亡くなるまでアメリカの連邦最高裁判事を務めたルース・ベイダー・ギンズバーグの実話を基にした物語です。彼女は性差別の撤廃などを求めるリベラル派判事の代表的存在として、アメリカで大きな影響力を持った判事でした。

私はこの映画のこの裁判の場面が好きで、もう何度も見ています。冒頭に紹介した歌の一節も、この映画のセリフも本当にそうなんだよなぁと思います。

時代も国も勝手に変わっていくのです。

例えば昔は#MeTooなんてムーブメントはありませんでした。女は黙ってろって話です。
しかし2017年頃より、セクハラに対して「私たちはもう黙らない」という動きがSNSを通して拡散されていき、日本でも刑法改正に繋がる一助となりました。

時代も国も、偉い人たちが動かしているわけではなく、その瞬間、その場所で生きている人々が動かしているのだと私は思います。

政治的なことを書くと批判されるかもしれません。

岸田首相の衆院予算委員会でのこの答弁と、首相秘書官の差別発言による更迭。

もう時代も国も変わってきているのに、変わらないのは政治家だけというのがよく伝わりました。政治家の方たちが守りたいのは国民でしょうか?それとも選挙の票でしょうか?(もうどちらも守れていないかもしれません。)

岸田首相は『異次元の少子化対策』と意気揚々と仰ったけれど、もうこの国は家族の在り方も価値観も何もかもひっくり返さないと少子化は止まりませんよ。社会そのものを変えていかなければいけない。というか、家族観なんてとっくに変わっていて、当たり前が当たり前でなくなっていると思うのは私だけでしょうか?

子育てをするにはもちろんお金が大事です。でもそれだけですか?制限を外すだけでいいんですか?
もしすでに異次元の少子化対策が始まっているのなら、残念ながら末端の私にまでその話は届いていません。

勝手に変わっていく時代という大きな潮流の中で、私たちもまた変わり続けていく。
その自覚と感覚を持って時代と踊り続けたいものです。

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