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僕らに酒は向いてない

飲酒の翌日。
「監理者」はきりりと目覚め、僕は比較的スロースタート。
亜麻、翔もゆっくり目を覚ましたところ。
直は「ゔーん……」とうめいている。

もう、あまり飲むまいと思った。

解離を持つ方の中には、パーツたちを静かにさせておくために飲酒する方もおられるという。(ジェニーナ・フィッシャー「トラウマによる解離からの回復」より)

成人しているのは主くらいのもので、僕たちは全員未成年。

主の所感として、やはり僕たちは静かになったようだ。

とはいえ、途方もない罪悪感。

僕たちは僕たちなりの調和を保って生活できているので、静かにさせる必要はあまりない。


それなのにアルコールが入ってふわりとした後、気づいたら心から誰も答えてくれなくなって私は1人になっていた。寂しかった。

ある意味、「自分」しかいなくてあれはあれで「普通」だったのかもしれないけれど、集団生活に慣れた身からすると静かすぎる。

なんとか一晩寝たら酒に強い順に戻ってきつつあるものの、直くんには特に悪いことをしたと思っている。

ウィスキーの美味しさは分かった。紅茶割りとリンドールの組み合わせ、最高。あと良い香り。

でも、もうあんまり飲まないようにしよう。


直也(と久慈)

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