絵はもっと、みんなの日々に
絵本制作にいい加減取り掛かってます。
長い年月、
温めているキャラクターと物語。
完璧主義なせいで描いてはやり直しての繰り返し。
でも、
今回のコロナで、家に篭っていれる環境で、
覚悟ができました。
100パーセント完璧にしようとするから進まないのです。
7-8割でいいのです。
そう思ったら気軽にペンが進みました。
でもやっぱり見て頂くので、
丁寧に。
時間をかけて一つの作品と向き合う。
ごまかしもきかない。わからない表現方法があったら、何回も練習する。
一つのペンで無限大の表現方法がある。全てを知る必要はないけど、自分らしく、自分の強みを活かしたい。
それもあるし、やはり見てくれる人の目と心に留まり、ポカポカな気持ちになってくれたら嬉しい。
どこかで見た、
嗅いだ、
触った、
味わった、
感じた感覚を呼び起こすように。
それは時に悲しかったり、
寂しかったり、
懐かしかったり、
嬉しかったり、
悔しかったり。
いろんな気持ちの経験を経て今の感覚がある。
その感覚に浸れたらきっと次に行ける。
絵はそのひとつのアイテムであると思う。
映画だったり音楽だったり写真だったり舞台だったり本だったり。
絵もそのぐらい身近なものでありますように。
I draw what I saw and want to see. イラストレーター&芸術教育者 只今育児中、心療内科に通うサバイバー