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メメントモリ

先日の休み明け 
出勤すると利用者さんがお一人ご逝去されていた

この仕事をしているうちに、そろそろその時が近い
というのはなんとなくわかるようになっていて
この利用者さんの場合も心の準備はできていたけれど・・・

どの利用者さんの時もそうなのだけれど
いつもお世話に入っていた時間についお部屋に向かいそうになって
あ そうだった・・・となるの時がとても寂しい 

施設でお看取りしたときはいつもそんな感じ

たくさんの方々をお看取りさせていただいて思うこと

それは、自分がどのように逝きたいかを明確にしておくべきだ
ということ。
不可逆的に「その時」に向かっているときどのような医療処置をしてほしいか 
してほしくないか どのように逝きたいかを
しっかりと意思表明しておくべきだと思う。

普段は 〜するべき なんていう考え方や言い方はあまり好まないのだけれど
ことこれに関しては しておくべきだと強く思う。

自分自身にとってはもちろんだけれど
残される人たちのためになる という意味でも。

多くの場合「その時」を迎えるまでに残される人たちには
しなければならない選択がのしかかってくる
容易に答えの出せない選択をしなければいけない 
自分の意思表明がその時の道標となるようにしておきたい

残される人たちは、何をどうしたって後悔しない事はない
自分の選択が本当に正しかったのか 永遠に答えの出ない問いかけをし続ける

その問いに「本人が望んでいたことなのだから」
という一つの正解があるのは 大きな救いになると思うから

リビングウィル

生きとし生けるもの 必ずその時を迎える
その時の事を考え どう逝きたいか意思表明しておくことは
後に残していく大切な人のためにも (誰が後先になるかはわからないけど)
しておくべきことだ

息子には私の逝き方を日々伝えている
まだ書面には残していないけれど 必ず書面にして残しておく

言う通りにしないと化けて出てやる と書いておくつもりだ

メメントモリ 死を忘ることなかれ