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【呼吸のワーク日記】(2024.6.29)

 会計の厳しいお仕事の合間に毎週、個人ワークを受けていらっしゃるMさんと、Mさんがこの呼吸のワークに取り組むきっかけとなったシャンソン歌手のlさんと私の3人が参加しての対面ワーク。

 Mさんが毎週土曜日に受けられているワークに、宮崎からソロコンサートのために上京されたlさんと私が合流する形。

 通常90分のワークを150分にして、それでも少し物足りないくらいの充実した時間。

 私がMさんとIさんに出会ったのは2015年から先生が始められた輪読会。

 その当時はワークそのものは都合の良い時間が違い、直接ご一緒することはあまりなかったけれど、先生の独立、コロナ禍によるワークも輪読会も中断を余儀なくされ、それぞれの生活も変わりながら、またそれぞれの形でワークを復活。

 今はMさんは毎週土曜日にオリジナルの個人セッション、Iさんは上京される際に土曜日のMさんのワークに合流、私は通常は2週間ごとにオンラインと対面を併用しながらワークしながら、Iさんが上京する時のワークに合流させていただいたりしている。

 MさんもIさんも、私のとって呼吸のワークはもちろん人生の先輩であり、自分の身一つで仕事の場に立っていることの凄みを感じさせられる方たち。

 もうワーク歴も長く、このワークの本当の自由さ、他の人のペースや号令に合わせる必要がないことが当たり前のことになっているお二人は本当に自由に自分の体の声に従って動いている。

 時々、先生が提案する動きはどれも傍から見たら、何もやっていないようなこと。無理に動かしたり伸ばしたりするのではなく、ただ触れているだけくらいのもの。体の中の骨の形や体の中に流れるエネルギーの流れを丁寧に感じることを繰り返すだけ。ただそれだけのことが本当に気持ちいい。

 声も明らかに変わるし、今日、少し先生がサポートしたMさんの足の佇まいはもう片方の足と明らかに違って見えた。

 私はというとゲームのような動きの中で、体はどんな小さな動きでも体全体がお互いに関連しあって動いていること、ある部分を動かす時、そこから遠い別の部分を動かすことで動かそうとしている部分は自然に動いていることを発見して面白かった。

 今日はたまたま先生もこれからの新しい歩みを進めるために、これまでしてきたことに区切りをつけた日になったよう。

 これまでの日々を生きてきたそれぞれの体が今必要としていることを体の声で感じることを繰り返す時間は、この場にいるそれぞれの人が互いに影響し合い、それを受け取ったそれぞれの体がまた明日の自分の生きる時間に踏み出していくための大切な糧となったことだろう。









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