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【呼吸のワーク日記】(2024.6.2)

 場所、そこに集う人のエネルギーが合わさるとすごい力が生まれる…。それを実感した今日のワーク。

 前回、初めて使って感動した和室の会場。これからはできればここでやりたいなあという願いが叶って、今回はもう1人の参加者も得て、本当に充実した時間になった。

 一本の指先が呼吸につながっていることを、自分で確かめるだけでなく、パートナーワークで他の人にやってもらうと、自分では思いつかなかったアイデアでのアプローチが新鮮だったり、相手の人の体から伝わってくるものがあって、聞いてみると同じようなことを思っていたり、逆に思わぬ反応を呼び起こしていたり。

 別々に同じ動きをしていても、感じることがそれぞれの人間の土台から出てくる違いでもあり、根底では同じであることもありで、そんなことを楽しんでいるうちにお互いがリラックスしていくのがわかる。

 大きな動きや号令に従ってただ機械的に動かすのではなく、自分の体の感覚を丁寧に見つめる時間。

 同じ動きを繰り返しても、一回一回感じることは違うし、体は自分で試行錯誤しながら今の自分に最適なポイントを見つけていく。

 声が変わり、佇まいが変わり、落ち着いた体からは新しいアイデアも生まれたようだ。

 私は声を出す楽しさを改めて感じ直した。足先からエネルギーが声にダイレクトに繋がる。体は表現の媒介。地のメッセージが自分の体を通って外に流れていく。

 その時の声は自分でもびっくりするような力を持っていた。

 そのメッセージを頭でわかっている「自分らしさ」とか「自分の表現」に当てはめようとする必要はなくて、むしろそのエネルギーに自分の体を委ねてみる方がもっとずっと大きな表現になるのではないかと思った。

 ここからまた何かやりたい。そんな思いが生まれた。

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