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 「本物の声」とは何なのか

 昨日、呼吸のワークに行って「体と繋がっている声」の大切さを感じて、これからAIなどで音声合成が進んできても生身の体を通してその命に根差した「声」には本質的には敵わないのでは?と漠然と思っていたが、今日の報道番組で取り上げられていたこの記事を見たら、現実ははるかに進んでいて、これから合成技術が進んでくれば音としての「声」は本物か合成かを聞き分けられないようになるのかもしれないと思った。

 特殊詐欺などの犯罪への利用などは傍に置くとして、リアルタイムで合成する技術だとしゃべっている生身の人間は向こう側に確かにいるという意味で、純然たる「機械の声」だけではない。

 でも音声として他者に聞こえる声はその人自身の声ではない。

 そのことをどう捉えたらいいのか、かなり戸惑っています。

 その時に「声を使った表現」、それを扱う人間はどうなっていくのだろうか。どうしていくべきなのだろうか。

※写真はみんなのフォトギャラリーから「音声AI」でも検索した時に出てきた川中紀行/コピーライターさんの写真を使わせていただきました。ありがとうございます。

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