白鳥のゆめ

僕は生まれつきあまり活発に活動したくはない性分だ
しかし僕はこの性格を変えようとした。この前NPOが運営するイベントの参加した。岐阜県を盛り上げるための学生向けのイベントだった。そこには積極性のある人が多く参加していた。僕は最初こそ積極性のあるようにふるまっていたが、イベントが終わるころには一人ぼっちだった。僕は一人でそそくさと帰りのバスに乗り込んだ。悲しい気持ちになった。どれだけうわべだけ偽っても最後には本質がしられてしまう。これはある物語に似ている。カラスと白鳥という物語だ。カラスは無理に白鳥になろうとして死んでしまう。僕と全く同じである。「習慣の変化では生まれつきの性質をかえれないのだ」
 また少し前にも同じことがあった。僕は、女の子に好かれているかっこいい男のまねをすれば、自分も彼女ができるのではないかと思ったのだ。当然うまくいかない。かっこいい男になるなら自分を磨くしかない。無知な若いぼくは誰かになろうとした。僕はまだ彷徨っている。黒い翼で白鳥の住む湖におぼれているのである。

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