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クンバン・スパトゥ (ハイビスカス)

Kembang Sepatu

hibiscus rosa-sinensis

アオイ科 フヨウ属
バリ語  pucuk
英語.        hibiscus
日本語.     ブッソウゲ

東アジア原産、高さ1〜4mの常緑高木。温帯、亜熱帯を中心に約200種類の園芸品種がある。赤、ピンク、オレンジ、白などの大きな花を、一年中咲かせる。一日花で花びらは5枚、中央に雄しべと雌しべが張り出しているが、普通は結実しない。挿木で増やす事ができる。
中 性

黄色いハイビスカスにも種ができる

利用部分
花  生理不順、便秘、咳、気管支炎
葉  鼻血、おたふくかぜ

作用
抗炎症作用
解熱作用
止血作用
利尿作用
鎮咳作用
通経作用


インドネシア語で、 “靴の花” というこの花は、 昔靴墨のかわりに葉を使っていたからだという。 ハイビスカスの葉をもむとぬめりがでるので、それをバティックの洗剤にしたり、 シャンプーにしたりする。

普通ハイビスカスティーはローゼルを使うが、普通の赤いハイビスカスでもお茶になる。 真っ赤なハイビスカスを2~3輪とって洗い、煮出すと真っ黒な液になる。 そこにレモンかライムを絞ると、 酸化して真っ赤なハイビスカスティーに。 どうぞ、お試し下さい。

普通ハイビスカスには種ができない。 簡単に挿し木が出来る植物は、種が退化してしまうのかもしれない。 でもハイビスカスの中でも、バリでプチュッ・バン (写真)と呼ばれる種類は、種が出来る。 うちのプチュッ・バンは、みんな種から育てたものだ。

このプチュッ バンは、 神聖な花らしく寺院の祭壇を飾ったり、 お祈りに使ったりする。 普通ハイビスカスの花びらは5弁だが、 時に珍しい3、4、6弁の花もあり、お祈りの後そのまま花を食べたりする。 これは神様のご利益とハーブの効能という2つの効果があるのかもしれない。

注意 妊婦はこのハーブを飲まない事。

ハイビスカスティー

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