見出し画像

ラヴァ&クシャ

テレビ局の回し者ではありませんが、ANTVで放送が始まったインドのドラマ、ラヴァとクシャ。天界でのラーダクリシュナを演じている二人がラーマとシータを演じてます。

インド神話に詳しい人なら、インドの叙事詩ラーマーヤナのラーマとシータの双子の息子がラヴァとクシャとすぐわかるでしょう。

ラーマーヤナの主人公であるラーマ王子は、ヴィシュヌ神の10の化身アヴァターラの一人。10の顔を持つラーヴァナに妻のシータを誘拐され、奪い返すまでのお話で、スーパーマリオみたいです。ラーマのシータへの一途な愛が見てとれます。

しかしながら、世間が妻の貞操を疑ったという事から、ラーマは身重のシータを森に捨ててしまいます。シータはヴァルミキー(ラーマーヤナの著者)の草庵でラヴァとクシャを産むのです。この部分は後世の後付けであると言われますが、どうしてこんな結末を付けたしたのか、理解に苦しみます。

直立不動のラーマ、正義の象徴である。
しなやかお姿のクリシュナ、喜びを表す。

ラーマとクリシュナの顔形は、そっくりだとも言いますが、性格は違うようです。最後までシータ以外の妻を娶らなかったラーマ。16千以上の妻がいたというクリシュナ。

ラーマが自分がヴィシュヌ神の化身であるという自覚がないのに対し、クリシュナは神であると言う自覚があるのも違いですね。

ラーマとシータの愛のあり方
クリシュナの愛のあり方

とても難しい…


写真は借り物です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?