アルジュナ像？

プリアタン村のランドマークとも言える大きな像について考察。

プリアタンからウブドへ曲がる交差点に、この像があります。一般にアルジュナ像(patung Arjuna)と呼ばれています。

弓を持っているのでアルジュナだと疑わなかったのですが、インドラ神だという記事がインスタにありました。インドラ神はアルジュナのお父さんであります。

確かに、この像は象🐘の上に乗っています。インドラ神の乗り物は象のアイラーヴァタ君です。

が、この像の頭を見ると、アルジュナの被り物、いわゆる海老の尻尾チャピットウランなんです。神々の王であるインドラ神ならば、王として王冠をかぶっているはず…？

こちらインドラ像。(写真は借り物です)王冠をかぶっています。インドラ神の武器はバジュラ、なんで弓なのかな？と考えちゃいます🤔

疑問が解決されないまま、ある時プリアタン出身の友達のダランに突撃質問してみた。すると彼は笑って…

実はスタソマなんだよ、と。

スタソマ…
あれです、インドネシアのモットーになっている多様性の中の統一(ビネカ・トゥンガル・イカ)という一節がうたわれているカウィ語で書かれた物語。

スタソマと思って作った像を皆がアルジュナと呼ぶので、像の色を塗り替えた時に、頭の被り物などをアルジュナ仕様に作り変えたそうです。 金色も施されて、現在に至ります。

塗り替え作業中のアルジュナ？スタソマ？像。頭のどの辺が変えられたのか、素人の私にはちょっと分かりません。

こちらは化粧直し前の像(写真は借り物)。胸の前にあった飾りが背中につけられています。金箔もなくてシンプルな感じが良かった…こっちの方が好きかもしれない。

その後、インスタに作者の話があって、スタソマであると確認できました。
https://www.instagram.com/p/Btx_5wJluS6/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=47cyf7q0l9m

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