ランブータン
RAMBUTAN
Nephelium lappaceum
ムクロジ科 ランブータン属
バリ語 : buluan
英語 : rambutan
日本語 : ランブータン
原産の高さ15~25m、小さな薄い緑色の花は枝の先にまとまって咲く。乾期が終わる頃に花が咲き、雄花と雌花は一本の木に別々に咲く。実は4~5cmで、固い毛が全体にはえている。最初は緑色だが次第に黄色から赤くなる。
温 性
利用部分
実 血便、下痢、貧血、便秘、口内炎、痔
実の皮 ヘルぺス、偏頭痛、高血圧、火傷
葉 赤痢、鼻血、出血、のどの腫れ、セキ
花 脳内出血の予防
根元 血便、下痢、痔、抜け毛、白髪
根 呼吸困難、血尿、皮膚のトラブル
作用
解熱作用
解毒作用
利尿作用
鎮痛作用
インドネシア語が使われている果物には、ドゥリアンとこのランブータンがある。ドゥリアンがトゲならランブータンは髪の毛を意味する。名前のとおり毛むくじゃらである。
毛の生えた真っ赤な皮をむくと、中にはライチのような半透明の白い実が入っている。中にはアーモンドくらいの種があり、子供が間違って飲んでしまう事も多いので気をつけたい。
ランブータンはたんぱく質、鉄分などを含んでいる。甘くて美味しいからと食べ過ぎると、消化不良を起こすから注意しよう。実の皮と葉にはサポニン、タンニンが含まれる。
ランブータンの葉には髪の毛を黒くする作用があるらしく、白髪が木になる人は、葉をつぶしたものに少量の水を足して濾したものを髪に施すといいそうだ。これも名前が髪の毛という意味だからだろうか?
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