ジェンゴジャーナル

ジェンゴジャーナル

最近の記事

すさみ食堂部|平日のみなと食堂で。

「近くにあるんだからすぐ来れる」なんて台詞は、大体来ない奴が言う。「漬丼なんて家でも作れる」は良くない港町の家庭の台詞。出たことない、少なくともウチの家で平目の漬丼なんて。 湊の民にとって近くて遠い「みなと食堂」にやっと来た。正確には初来店では無いのだが、今回いただくメニューを注文するのは初めて。営業日に店のそばを通ると「工事中?片側交互通行だっけ?」ってくらい混んでる。並んでいるのは大体スーツケースを引いていたり、シティな服装の人々だ。 今回も私の人間関係の中で最もコジ

    • 夜のさんきすとで。

      近くまで来たので、ようやっと来れた久慈のさんきすと。 夜は真っ暗なところに建っていて、灯りも入口の、しかも店内のみにぼんやりと。不思議とネガティブな印象は受けず、店内へ。 マスターと思しき男性は見る限り眠っていたが、ドアを開けた物音で起きた。一応営業中と小さい看板が出てたけど、「やってます?」と確認。 確かに営業していたので、店内を見渡し、2階席へ。4月の始め、夜でも先月のような寒さはない岩手県北。月曜夜9時前お客は私ひとり。ドリンクセットのピザトーストに飲み物はレスカ

      • 「新井田のウサブでビリヤニたい。」

        ときに衝動的にカラダがスパイスを求める。チャイとかカレーとかダージーパイとか、カラダなのかココロなのか、思考を経由せずにふと思う「ビリヤニ食べたい!」と。 「ビリ病み」…大ジェン語辞典によると、極度のスパイス不足で日々に充実感が持てず、気分がすぐれないこと。チャイやスパイスカレー、またはビリヤニなどが症状の緩和に適している、とのことだ。このコーナーでは筆者が気の向くままところ構わずスパイス料理を追って行く。 バスマティ!僕の住むまちの辺りにもインドカレー屋が増えた気がする

        • すさみ食堂部|白銀の凪で年忘れ

          「今年もよく生きた。」と部長が言う。 「よく生きた。」ってフレーズはこの頃彼女の口からときたま聞くようになった。年齢を重ねるごとに解放されることもあれば、逆に気付いたり引き受けることもある。自由になってんだか捉われてんだか。よく分かんないけど歩みを止める訳にはいかず、突き進んできた小休止として今宵の忘年会は開かれた。 2023年は白銀町のあそびゴコロ居酒屋 凪。一昨年の八戸の花火大会のとき、店先でビールとか売っていてそこから気になっていた。「捜査の基本は足」では無いけれど

        すさみ食堂部|平日のみなと食堂で。

          すさみ食堂部|市川町のSakura Dining

          スパイスが好きだ。お店にチャイやビリヤニがあればつい頼んでしまう。カレーは言わずもがな。青森県南にもネパール人(と思しき)の経営するインドカレー屋が間々ある。 八戸市内ってまぁまぁ巡った気がするが、市川町は初めてかも知れない。インドカレー屋のSakura Diningに入ってみた。 今回はキーママサラとパラタナンのセットにして、辛さは辛口に。三戸町で暮らし、だるま食堂のホットギガーリックラーメンや居酒屋馬酔木の鉄火らーめんで慣らした私の内臓はいかに。 「すさんだ心を食堂

          すさみ食堂部|市川町のSakura Dining

          こんな夜更けにブログかよ。

          自由とは何だろう。己がことをアーティストと名乗り開業してから8ヶ月が過ぎた。新しく出会うひとに職業とこの筆名を名乗るとき、相手はどう感じているのだろう。チャラチャラしとんな!とかかな。 2016年の秋に地元八戸市にUターン。その約半年後には岩手との県境にある青森県三戸町に地域おこし協力隊として移住した。(八戸市からは車で1時間くらいの距離である。)協力隊卒業後も町に残り地域商社や飲食店で働かせてもらい、5〜6年ほど町にお世話になった。 アーティストととして「よし!」と開業

          こんな夜更けにブログかよ。