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マントルおじさん

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自作短編小説「マントルおじさん」
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#電車

マントルおじさん 第2回「深部へ」

マントルおじさん 第2回「深部へ」

私たちは40分くらいの間、黙々と地面を掘り続けた。
そろそろ互いに疲れてきた頃(マントルおじさんは60歳を超えているようだ)、私のスコップが何か金属のようなものにぶつかり、カキンという音を立てた。
そのとき、マントルおじさんの眼が一閃した。
「そらきたぞ!」
こう叫んでマントルおじさんはまるで体力を取り戻したかのように、凄まじいペースで掘り出した。瞬く間に鉄製の梯子が地中から姿を現した。
私はまさ

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