第十七章 オンラインパチンコホール、EL DORADO（エルドラード）広報担当に就任するまで「セミナー活動と時を同じくして」
「他の投資も始める」
色々なセミナーに参加する私は、同時に他の投資も始めていた。
職場に、投資に関しては先輩の後輩がいた。ビットクラブの話を聞いた時彼に相談すると、ビットコインやその他のおススメアルトコインについて語ってくれた。
詳しく話を聞いているとその後輩は、EAの研究をしているという。 EAとは、エキスパートアドバイザーの略で、簡単に言うと、パソコンソフトにより、FXを自動で売買してくれるツールのことである。
結構調子がいいと言う彼の言葉を信じ、私はそのEAに50万円を投資した。この時、第十六章の高額投資を決意する3か月ほど前のことである。
このEAであるが、初めのうちは調子が良かった。1回の取引で張るロットは0.5ロット。0.5ロットというのはドル円で言うと、1円の値動きで5万円の利益を出すことが出来る掛け金（レバレッジ）のことである。
しばらく稼働しているとある日、一晩でなんと4万円ほど稼いでいるではないか。これは素晴らしい！こんなに簡単に稼げるなんて！
調子に乗った私と後輩は心を弾ませ、1回の取引で張るロットを1ロットに引き上げた。（ドル円が1円の値動きで、10万円の利益を出すこともあるが、予想と逆の動きをした時には一気に資金を溶かすこともある）
2019年1月3日 事件は起きた。調子に乗ると必ず何か事件が起きる。 記憶に刻まれるアップルショックである。
その日、正月休みでたまたまパソコン画面で値動きを見ていた私は、目の前で起きていることに理解が追い付かずにいた。
すると後輩からLINEが入った。
”マズいです”
その頃、まだFXを勉強しておらず、理解が出来ない私はこう返信した。
”どうすればいい？”
パニック状態である。
目の前で自分の50万円がみるみる減っていく、恐怖でしかない。 あの時の感情は今でも覚えている。
パソコンの画面上では、”500,000JPY”と書かれた数字が、400,000JPY、300,000JPYと下がっていく。いったい何が起きているんだ？ （この値動きがアップルショックによるものであったということは、その後に知ることになる。）
その後も毎日のようにチャートは見ているが、一晩で5円以上の値動きなんてそうそうあるものではない。2020年3月には、コロナショックというのがあったが。
次回に続く、、、「一晩で50万円を溶かしてしまう」
第十六章へのリンク→ https://note.com/jenco194/n/nce1188661ac7
第十八章へのリンク→ https://note.com/jenco194/n/n1d8f9d47d485
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