第五章 オンラインパチンコホール、EL DORADO(エルドラード)広報担当に就任するまで「ある人との出会いが私を変える編、後編」
「ある人との出会いが私を変える」
何かで起業したい!と思いながらもその術を知らなかった私は、気が付くと30代を迎えていた。
会社では責任ある仕事を任されるようになり、忙しい日々。
若かりし頃に抱いていた夢はいつしか忘れ、毎日、目の前の仕事をこなすだけの代わり映えしない日々が続いていた。
そんなある日、私の人生を変える人との出会いがあった。
あの人の一言が、私の中で忘れかけていた”何かで起業したい!"という、あの頃の熱い気持ちに、強烈なインパクトを放ち野望を再燃させることになる。
「話はちょうど、2年前に遡る…」
その人は私の日々の行動を見てくれていたようで、ある時こう言った。
”きみには起業家になる素質がある。そのためには、もっと本を読みなさい。きみは今引き出しが少なすぎるから、せっかくの才能を無駄にしてしまう” (その時の私は、この”引き出し”という言葉の意味を理解出来ずにいた。)
そのアドバイスは、私が最も苦手な分野に対するものであった。
その苦手な分野とは…。 私は、昔から本を読むのが大嫌いで、雑誌はおろか、マンガ本ですらも読むことを敬遠していた。
とにかく、多くの字を読み続けるという行為が耐えられなかったのである。
そんなことでよく学生時代にそれなりの成績を修められたものだ。 →第一章「子供時代から就職まで編参照」https://note.com/jenco194/n/ncb8b563b1d43
社会人となり、本なんて読まなくてもそれなりに実績を収めてきた私には、このままでも自分は出来る!そんな根拠のない自信が自分の中には芽生えていた。
そんな時に言われた、あの人の”もっと本を読みなさい”という言葉は、私の可能性を引き出すための最大のアドバイスであったということを、後になって知ることなる。
次回に続く、、、「あれほど毛嫌いしていた読書、初めて手にした本は?」
第四章へのリンク→ https://note.com/jenco194/n/n9f9917281e67