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バンケロ騒動に関して思うところ


本日Nクラ界隈をまた一つの投稿が賑わせた。

海外のロケッツファンと思わしきアカウントが投稿したこのツイートの内容は、来月に控えたドラフトのTOP3候補の一角であるパオロ・バンケロ君が過去にインタビューの中で発言した

“サンダーを好きだったことはない。”


という発言を切り取ったもので、例に漏れずこのツイートがTLに流れるや否や沢山のアカウントがお気持ちを表明しはじめた

 バンケロ見損なったぞ勢
 いや、これは悪質な切り抜きだ勢
 なんでやうちには指名権すらないんやぞ勢etc...

沢山の意見で溢れる中私はただただひたすら残念に感じていた。
それはこういった発言を過去にしていたことではなく、この発言によって彼をサンダーが取る可能性は限りなく低くなったと感じたからである。


まずこの動画の全容としては、
インタビュアーがシアトル出身のバンケロに対し

「あなたはサンダーファンですか?」(サンダーの前身はシアトルスーパーソニックスだった為)

と質問したことに対し彼が

「子供の時はスーパーソニックスファンだったけどサンダーファンだったことはない」

と回答した部分を切り抜いたものである。
ここまでを見ると、なんてことない質疑応答の一部でこれは悪質な切り抜きに思えるかもしれない。

しかし問題は彼の発言のニュアンスである。

彼は動画内で
「I never liked the Thunder.」
と発言している

私はこの”never liked”という言い方がどうも妙なニュアンスを含んでいるように感じてしまったのだ。

少しわかりやすく日本語で例えると、
あなたは阪神ファンですか?という質問に対して「違いますよ」と答えるのと「いや、阪神ファンだったことなんてないですよ」と答えるのでは同じ否定にしても捉え方は変わらないだろうか?

なんでわざわざそういう言い回しをしたのだろうか、もしかすると公には否定しずらいけど汲み取ってほしい何かしらの意図があるのか?など
この含ませ一つで色々と邪推されてしまうのではないだろうか。
考えすぎだと思う人がいるかもしれないが、本当に伝え方のニュアンス一つで相手の信用を得ることも失うこともあり世知辛いが社会とは往々にしてそういうもんである。残念。

それに彼は元々ドラフトトッププロスペクトの1人で当時から再建中であったサンダーに指名される可能性も他チームと比べると高かったことを考えると、これは少し不用意な言い回しだったように感じる。

OKCのGMであるサムプレスティはドラフト候補に対して本人のタレントに加え、チームとの性格的な相性を非常に重んじることで知られる人物である。

もし、プレスティが同じようにこの発言のニュアンスに引っかかるようであれば彼を指名するうえでの大きなマイナス材料になり得る。

バンケロ自身は、スコアラーとしてスキルフルかつ身体も強いフォワードでまさにサンダーが欲しかったタイプの選手であっただけにこういった材料がこのタイミングで投下されたのは本人の真意はさておき残念この一言である。

(もしプレスティが指名したらほんとすみません)


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