もう食べられない物。

元カノちゃんが作ったお雑煮。もう食べられないのか。
自分でお雑煮を作りながらうっかり思い出してしまったので、昇華のために文章にする。

初めてかつお菜を食べたのは、元カノちゃんが作ってくれたお雑煮でした。
ブリも入ってて、ちゃんとあごだしで、美味しかったな。
大好きだったな。
あぁ、そうか。もう食べれないのか。
そんな風に思いながら、かつお菜を茹でた。

連絡を取ろうと思えば取れるのかもしれないけど。
もし取ったらもう後戻りは出来ないし、それなら今ある全てを手放さなきゃいけないし、何が一番に大切なのかよくよく考えないといけないし、考えたのなら私が今大切にすべきはサヨナラした元カノちゃんではないはずだ。

例え、相手が今病気に侵されていようが、生活に困窮して保護を受けていようが、私の元から去っていった相手を振り返ってはいけないのだ。

別れて2年経ったけど、やっぱり未だに正解はわからない。
この気持ちは同情なのか。そうじゃないのか。
今一緒に遊んでくれている子にさよならを告げて、元カノちゃんの所へ駆け付けるべきなのか。
それが出来ない私はやっぱり薄情で勇気がないのだろうか。
それで良いんだよって言われたくて、人に話したりしてる狡い自分がいて、すごく卑怯だなってわかってる。

わかってるよ。書いたところで昇華できないなんてことくらい。
それでも文章にして書き殴ることで少し気が晴れるから、どうかこの気持ちの悪い消えて無くならない未練地味た執着なのか愛情なのか同情なのか本人にもよくわからない気持ちが薄らぐまで。書かせてください。


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