僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー

著者:ブレイディみかこ

新潮文庫

発行日:2019年6月21日
発行元:新潮社

<あらすじ>

優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜのイカした「元・底辺中学校」だった。ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。
人種差別丸出しの美少年、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、でも、みんなぼくの大切な友だちなんだ――。
優等生のぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。

連載中から熱狂的な感想が飛び交った、私的で普遍的な「親子の成長物語」。