【映画レビュー】奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール

「君は僕の友達だ。クソ映画レビューして?」
『ううっ……できません……! 私の仕事は、劇場版仮面ライダージオウover quartzerのレビューを早く書き上げる事だから……!』
「違うよ? 君の仕事は、『奥田民生になりたいボーイと出会う男全て狂わせるガール』のレビューを書く事だよ」
『うわあーっ!(滅亡迅雷.netに接続)』


滅亡迅雷.netに接続したのでクソ映画レビューを書くマギアと化した一般特撮ヲタクヒューマギアです。今回レビューするのはこちら、

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B079K3412X/ref=cm_sw_tw_r_pv_wb_pHyrNtifOcO8N


あらすじ

“力まないカッコいい大人”=奥田民生、に憧れる雑誌編集者が、男を狂わすファッションプレスの女に一目ぼれ。恋の喜びや絶望を味わい、もがき苦しむ抱腹絶倒のラブコメディ。奥田民生を崇拝する33歳、コーロキ。おしゃれライフスタイル雑誌編集部に異動になった彼は、慣れない高度な会話に四苦八苦しながらも次第におしゃれピープルに馴染み奥田民生みたいな編集者になると決意する。そんな時、仕事で出会ったファッションプレスの美女・天海あかりにひとめぼれ。その出会いがコーロキにとって地獄の始まりとなるのだった…。(Amazonより引用)


2017年の作品。一応ラブコメ分類らしい。あらすじ見た限りではあんまりラブコメって感じではなさそうなのがなんとも。どっちかっていうとメンヘラ地雷女に振り回される意識高い系男子的な……?


冒頭、主人公が奥田民生に憧れるきっかけとなったエピソードを語っている。奥田民生に憧れ、ロック雑誌を読むうちに編集者志望になる。奥田民生みたいに周りに振り回されず自分らしく生きてやるんだ―! と宣言するも、早速周囲に流されている主人公。どうやらおしゃれ系雑誌の編集部に配属されてしまったらしい。そんな主人公は雑誌の打ち合わせで赴いた場所で出会った美女に一目ぼれ。美女にいいとこ見せたくてクライアントの無茶ぶりにも「なんとかやってみます」といってしまう。再度写真撮影のために美女に再会するが、主人公は美女のしりにくぎ付け。美女に無茶ぶりの件で怒られ、ライターにも怒られる板挟み。さらに翌朝出社すると雑誌が炎上していると美女にキレられる主人公。青ざめる主人公にしかし、周囲は「これくらいなら大丈夫」と笑っている。謝りに行った先で美女といい感じになる主人公。主人公とお酒を飲みに行く美女だが、飲みに行った先で美女のスマホが鳴りまくる。「電話でなくていいの?」という主人公に「DV彼氏なんです」と彼氏の悪いところを延々語る美女。辛抱たまらなくなった主人公は「そんな奴と別れて俺と付き合って!」と告白。その後奥田民生の歌にのせて暗黒舞踊(セックスのメタファー)する二人。いった私は何を見せられているんだ。その後奥田民生の曲のPVみたいなデートシーンが続く。順風満帆に続く交際に有頂天になる主人公。先輩にそのことを報告するが、先輩はその報告をしたとたんどっかに行ってしまう。なんと美女の言うDV彼氏は先輩だったのだ。途端美女からの連絡がなくなる主人公。多分別の男とあって「束縛彼氏で~」とか言ってるぞ(確信)。元カレと元鞘に収まった妄想で辛抱たまらなくなった主人公、思わず電話してしまうがやっぱりつながらない。とうとう会社の電話からかけてしまうが、冷たくあしらわれてしまう。キモ長文ラインを送る主人公。案の定未読無視。確実に主人公振り回して遊んでるだろこの美女。辛抱たまらなくなって直接会いに来て結局イチャイチャする二人だが、外には不穏な人影が。

結局先輩の仕事を引き継ぐことになった主人公はまた個性強いライターと出会う。人気のライターらしく会いたいという美女に、「合わないんじゃないかなー」というと急に不機嫌になる美女。さらに墓穴を掘り、怒って美女が帰ってしまう。そんなところを編集長に見られてしまう主人公。話す中で新しい企画が持ち上がりそれを主人公に任せるという主人公。その話し合いの途中で美女からの連絡が来てイチャイチャする二人。京都に出張にいくからついてこない? と聞く美女に行く行く! とノリノリの主人公。仕事も順調かと思いきやライターの原稿が上がらず土曜に間に合わない! そのことを美女に告げると案の定ブチ切れる美女。なかなか原稿をあげてこないライターに愚痴る主人公をみた編集長は主人公にはっぱをかける。それに感銘を受けた主人公はライターと協力して原稿を見事仕上げる。仕事と恋人の板挟みになる主人公。いやこれラブコメのコメディ要素どこだよ。全く笑えないんですが。終始真顔なんですが。いやマジでメンヘラ地雷女に振り回される意識高い系男じゃん。つーか男もメンヘラ入ってきてるよ。そして京都の美女の元には元カレが……。

何日か経過後、主人公はやつれていた。京都に行けなくなって別れを切り出されて以降主人公は美女と連絡が取れていないらしい。居酒屋で飲んだくれる主人公に元カレ先輩が勝利宣言をかましに来る。

やけを起こしてlineをいじりまくる主人公。しかし身の覚えのないログイン許可を見つけてしまう。それは編集部にスマホを忘れた際元カレ先輩がlineを盗み見た証拠だった。

主人公は美女が参加するパーティに参加する、とlineを送る。これは元カレ先輩を釣り上げる罠だったが……? なんとそのパーティには主人公と元カレ先輩以外にもなんと編集長も現れたのだ! 美女をめぐる3つ巴の争いが勃発する。それぞれ「俺の彼女」「俺の女」「夫婦」と主張するが、「どれにもならない」という美女。「嘘ついてたのか!」となじられるが「その時は本当にそう思ってたんだもん」と返す美女。うーん、計算してやってるんだよなこれ。その後元カレ先輩が回想に入るが、発狂した編集長に顔面を切りつけられてしまう。なんだこれ……なんだこれ。続いて編集長も回想に入り、回想終わりに主人公にワイン瓶で殴りつけられ昏倒。

「どれが本当のあかりなの」と美女に詰め寄る主人公。そしてそのまま回想に入る主人公。「本当のあかり見せてよ」と問う主人公に「今見せてるよ」「主人公が思う私が本当の私だよ」とそのままキスする美女。そのまま美女に後ろの池に突き落とされてしまう。

主人公のナレでその後の顛末が語られ、この騒動の中で不思議と美女の名前は一切出てこず、その存在が消えてしまったことが語られる。結局奥田民生のようにはなれなかった主人公は美女が外国人の男性と肩を並べて歩いているところを目撃する。美女は主人公の方を見て意味深な笑みを浮かべる。


完走した感想としては「これラブコメ分類は無理があるだろ」です。メンヘラ地雷女が周囲の男を振り回すだけ振り回す話といった感じ。なんとなく「モテキ」っぽいものを作ろうとしてスベった感じ。


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