ジェフユナイテッドの過去・未来

『ジェフユナイテッド市原・千葉のアドベントカレンダー2022(https://adventar.org/calendars/8246)の記事です』

1年間のご無沙汰でした。
ここに書くのは1年ぶりですが、スタジアムへは、ホーム皆勤、アウェイはコロナ流行以降、久しぶりに出かけてみました。

さて、今年のアドベントカレンダーには何を書こう、と決めるよりも早く日程を決めてしまい、その日が近づくまでに書くことも決まるだろうと思っていたら、その日が来てしまいました。日程を決めた時はワールドカップの決勝戦の日(日本時間)とは、気がついていませんでした。
ワールドカップの決勝戦が始まって「もう前半でアルゼンチン2点入れたら(優勝は)決まりじゃん」と見るのを止めて布団にもぐってからも「何を書こうか」と考えていました。(睡魔には勝てませんでしたが・・・)
朝起きたら、「アルゼンチン優勝」の報に「でしょ!」と思っていたら、PK戦の末と聞き、何が起きたんだと驚きつつ、「こんな日にアドベントカレンダーが更新されても誰も見ないだろうから、さらっと何か」と思っていましたが、夕方になってもまだまだ書く内容が決まらないという状態。

ということでそんなに気合を入れずに、昔話を語り、未来を担う若い人たちへおばちゃんサポーター(おばサポ)の夢を託したいと思います。

ジェフの過去

今年は、オシムさんがお亡くなりになりました。
追悼試合の日のインタビューをJ:COMチャンネル千葉の番組「ジェフ1」で見ましたが、インタビューを受けているのはほとんど40代以上の方。中には私より先輩とお見受けする方も。
追悼試合は当時を思い出す懐かしい選手が勢ぞろいして、試合内容は闘莉王さんの盛り上げとか中村俊輔さんに目を奪われるなどオシムジャパンレジェンドばかり目立ってオールドサポには楽しいひとときでしたが、オシムさんが采配をふるっていた頃を知らないサポーターさんにはどう映ったのだろうと気になりました。この試合、収益は誰のモノだったのでしょう?
思うに、いまだにオシムさん頼みのジェフなのかもしれません。

追悼試合の1週間前、阿部勇樹さんの引退試合を見にいきました。ジェフからも、引退試合と追悼試合のバーターで引退試合のお知らせがずいぶん流れたように思いますが、ジェフ・ジャパンフレンズを応援するために設けられた席(ブルー・イエローシート)は空席が目立ちちょっと胸が痛かったです。もっとも私のように他の席で観戦したのかもしれませんが、レッズのユニフォームを着て引退試合を見守るたくさんの方と対照的な光景でありました。息子さん(レッズジュニアユース所属)との競演、セレモニーのあと阿部ちゃん(このほうがしっくりくる呼び名です)は、レッズのゴール裏席の中に入っていきました。
セレモニーでのしっかりした挨拶、サポーターへの感謝の伝え方、そしてすでにレッズの育成を担う一員としての活動など、すっかり「レッズの阿部」であり、オシム以降のジェフサポさんには、「阿部勇樹?ジェフと何かつながってるの?」かもしれません。(阿部ちゃんに、いろいろきつい言葉をかけたゴール裏とか漢字が読めない疑惑とかジャカジャカじゃんけんでナビスコカップをなべすこカップと言ったとか、そんなことをネタにしていつまでも覚えてるこういうおばサポは良くないっ!)

こうして、過去のことにすがってるのが、おばサポのよくないところかもしれませんね。

ジェフの未来

今シーズン、フクアリの横断幕が代わってきたことに気がついていらっしゃるでしょうか?選手名を記した幕がそれまで掲示していた方から若い有志の方が掲示されている由。
なぜ、そのようになったかは知る由もありませんが、選手だけでなく若い方がジェフの応援を引っ張っていくような世代交代が起きてほしいと思っています。(ジェフもSDGs、持続可能なサポーター開発目標!)
オシムさんの頃のスタジアムの一体感は、J1残留を目標にしていた頃まではなんとか保たれましたが、10年も経つと、誰もがライフステージが変わり、応援に行きたくともいけないようになります。進学した、就職した、結婚した、引っ越しした、転職した、転勤した、妊娠した、子どもが生まれた、子どもの世話、親の介護、自身や家族の健康・・・、数え上げたらキリがないほど、スタジアムから遠ざかる原因はたくさんあります。
その一方で、新しくジェフを応援するきっかけは、ものすごく少ない気がするのです。
すでに観客の減少は、コロナ禍もあって進んでいます。観客席を見渡せば、知った顔がほとんど。でも、どんどん高齢化が進み、シーズンが終わる時、来季また逢えるのか?と心配になります。
おばサポが気がつかないだけで、新しいサポーターは増えているのかもしれませんが、自分たちだけで楽しんで終わってしまい、横のつながりのようなものが少ない気がします。クラブのイベントは新規、ファミリーに向けたものが多いのですが、それだけでは、動員を維持していくという面では不十分だと思っています。また、いい意味での試合後の余韻を楽しむ居残りも少なくなった気がします。

うまく表現できないうえに、具体案を示すこともできないのですが、サポーターには、ジェフの為にしたいこと、やりたいことがあるのなら、まずは動いてみてほしい。声をあげて、悪あがきもしてほしい。
クラブには、誰もが楽しめるスタジアムづくりを進めてほしい。
そして、アカデミーの子どもたちが夢を持てるクラブであってほしい。
(もちろんレディースも!)
今のままだと、単なる興行団体「ジェフユナイテッド」になってしまいそうで、心配なのですよ。

2023年に期待すること

2023年1月1日付で社長に島田亮氏が就任することが発表されました。
「元社長じゃ、ダメじゃん」と言わないでください。私の印象ではこれまでの社長の中で一番ジェフの為に尽くしてくれた方と思っています。

監督も、小林監督に交代。すでに選手の特性を分かっている監督に託すことは、良い効果を期待していいのではないでしょうか?

さらに、ジェフのスポークスマン的役割をされている細江克弥さん。
先日、「黄色の情熱」というトークライブに参加してきましたが、クラブとサポーターをつなぐ非常に心強い援軍と感じました。

選手については列記しませんが、前年からいる選手は、何をすべきかよくわかっていると思いますし、ニューカマーの皆さんには、遠慮なく大暴れをしてもらいたいと願っています。

2023年は、過去と決別して新しいジェフの始まりにしたいですね。おばサポも不安ばかり並べてしわが増えるより、おとなしくしたいですし。
皆さま、良いお年をお迎えください。


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