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#17 取り消されたメッセージ

※※「#シリーズ」数字の順番でお読み頂くのをお勧めしています※※

(前回のページ)


ある日、私は仕事を頼まれた。

ある施術の予約を増やすようにインスタグラムの投稿をしてほしい。
そのような、おおざっぱな内容であった。


もともとインスタグラムの運用は、お局ナースが投稿していた。
ストーリーに関しては、私もちょいちょい集客に使用させてもらっていた。

お局ナースが投稿をしていた。というよりかは、そのまま添付していた。
その言葉の方があっているかもしれない。

HPの月毎に宣伝されるキャンペーンのバナーをそのまま、リサイズし正方形としたものをそのまま添付するだけの内容だ。

作成内容は、クリニック側で指定するのだが、画像や構成はHP・広告会社が担っている。


とても統一された投稿が連なってはいましたが、バナーはキャンペーンの内容の数の分だけに限定されるので、月に2~3投稿のみだった。


今時、ブロンドの金髪外人をバナーにもってくるとは
とてもじゃないけど喜ぶのは年齢の高い方だけだろう。

せめて現実的な日本人をもってきてほしい。
そんな願いも、広告の要望の中にパワハラ院長の好みが色濃く残っていた。

その中、これに続けてインスタグラムの投稿をしろとなると、一気に印象がガラリと変わってしまう。

その事に配慮しながら投稿する必要があるのでとにかく
余白を(白色)増やして、いくような投稿から日常的にレーザー治療をしている風景だったりお化粧品の投稿をしていく予定だった。

最初に脱外人から始め、少しずつ雰囲気を変えていき
ようやく宣伝ができるようになったころだった。


アップした1枚の投稿には、あるナースの施術風景の横顔が映っていた。
お客さんにもモニター同意を頂いていたため、ナースにも確認を取った上でその投稿をしていた。

画像は大きく映るけど文字を目立たせる必要があったために
背景の写真は色味を少し色味を白くぼやかした上で、打ち出したい施術の名前の文字を目立たせるように作成した画像だった。

「これだと、とても雰囲気もわかりやすいしいいね!」
院内でも今までの投稿より、いいね。そう言ってもらえていた。


そんな時また、パワハラ院長の私への公開処刑が始まった。

グループLINEで、

パワハラ院長:「うちの美容のインスタ、なんであんな色味になっているの?薄すぎるよな。」

から始まり、

私:「写真が重要ではなく、何を伝えたいかが重要だったので文字を目立たせるために、背景の色味を薄くする必要がありました。字が目立っていないというのであれば濃くしなおして挙げなおしさせていただきます。ご指摘ありがとうございました。」


そこからすかさず、

パワハラ院長:「なに屁理屈言ってんのや!他と違いすぎや!作り直してください!」文面そのまま。

パワハラ院長:「アップする前に必ず俺や〇〇(お局ナース)に見せてください。自分だけで考えないでほしい。」

これが送られてきました。


確認とってナースの確認をとったうえで投稿しているんだが
と思いながらももう何を言っても裏目にでるのでそっから、返信をやめた。


また、いつもバナーの作成を頼んでいるHP・広告業者が入った所のグループLINEでも投稿が始まる。

パワハラ院長:私の作成した画像を添付
「今のままでは幽霊みたいです。売れるものもうれない。そちらでどうにかなりませんか?」

そんなメッセージを送っていました。


始まった・・・


もう静観しようと決めていました。

するとHP・広告の担当者がLINEで

広告業者:「私〇〇さんの投稿好きですよ!とても華やかでいいですよね!」

広告業者:「院長先生がそう思われるのでしたら、私の方で画像できるなら編集できます。元の画像を送ってくださいますか?」


そんな内容だった。すると、数分経過して同じ画面見ると
私への賞賛の言葉が、


〇〇〇がメッセージの送信を取り消しました
〇〇〇がメッセージの送信を取り消しました


あ、院長の指示か・・気持ち悪い


この一連の流れを約10名が見ているのにも関わらず
またパワハラ院長からの裏での手回しを考えると本当に気持ち悪い


ましてや、院内に留まらず
他業種にもご迷惑をかけているのか・・
本当に自分に賛同してない人に対してここまでするか。

パワハラ院長の腹黒い所が見えて出勤日でないのにも関わらず
院外でまたストレスが増える休日となった。

自分が見ていたことが分かるように
広告業者さんからの本来のメッセージの要望「元の画像を送ってくださいますか?」

に応えて敢えてこのあと元画像を送りつけた。

そこからの院長からの返事なし。

院内でももう誰も味方もいなくなった。



つづく


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