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2023オークス馬体見解②

第2段!5頭をピックアップしました。
長くなりましたが最後まで読んで頂けると幸いです。
それでは早速参ります🙏


◆ゴールデンハインド

前肢の出(可動域)は標準、胴長の中距離馬、トモ高で芯が入っていない歩様。全体的に緩さが目立っていた初戦でした。
2戦目、前向きさが少しだけ出て来た。
トモ高は相変わらずだがこちらも解消されつつあり前走よりは全体的に良化は見せた。が、そこまで変わったという印象はなく稍重馬場が利いた勝利か。
3戦目の芙蓉Sは水っぽさが解消されスッキリ見せて来た印象でトモ高も解消。バランスの取れた良い体付きになってきた。バネ感は感じないので初戦から逃げの手に出たことは良かったと思う。
アイビーSでは過去一の前向きさを見せ歩様がかなりリズミカルになった。
デイジー賞でもデキはキープ、初戦の頃と比べると前捌きがかなり良くなった。良い成長過程を歩んでいる。
フラワーCは更にスッキリ見せたが、前走のフローラSは前捌きが少しだけ硬くなってたし、歩様のリズムも少しだけ悪くなっていた。にも関わらず快勝。
たぶん血統的に延長はまったく問題ないし、馬体的にも延長は問題ないと思うからそこは良いとして…
好位集団に付けてそこから抜け出す、という形は斬れ負けしそうで向いていなさそうなのでやはり内枠から先頭に立って引っ張るのが理想形か…
内枠ならヒモで買ってもいいと思う、くらいには警戒が必要な存在ではあると思う。
フローラSは若干のゆとりがあったことを考えると本番では-4〜6kgくらいで出て来てくれたら理想的。
歩様に前向きさがありかなりスッキリ見せて来たら買いたい。

◆シンリョクカ

体の割に首が短めで前捌きは悪くない、小柄なのもあるがサトノダイヤモンド産駒らしく品のあるシルエット。
初戦の感じだと軽い造りで四肢は細め、飛節の角度も標準でバネ感は若干感じることから適性は府中マイルor1800辺り、と言ったところか。
2戦目、いきなりのG1。前傾さが増したが、初戦より踏み込みは深くなった。特段馬が変わった!良くなった!と感動するほどではなかったが好走。そもそもの能力が高いのだろう。
桜花賞では-6kg、お腹周りが細く巻き上がって見えるようになってしまった。
未だにあまりキャラが把握出来なくて判断の難しい馬で、ただ馬体に悪さは見当たらない点から延長自体は問題ないと思うが、、やはり桜花賞からどれだけ成長しているか、に限ると思う。
馬体に幅がないのでここはもちろんプラス体重で出て来て欲しい。全体的なバランスが良くなって幅が出ていたらその時は買うかもしれない。

◆ソーダズリング

初戦を見たときに、これは走りそうと思った馬。
一見、パワータイプに見えるが丸みがありバネ感も感じるので追って良さもありそう、つまりは昨年のスタニングローズと個人的には被った馬。
まず初戦にして前捌きの柔らかさはバツグンでかなり歩様が滑らかでリズミカル、それでいて後肢も弾みがあって若干の緩さはあるものの文句なしの好バランス。
2戦目、初戦より荒々しい周回だったが緩さは解消されてムキムキに。かなりの前向きさが出ていたのは好材料。
パドックに比例するように今回はスタートで飛び出し前目の競馬、そこから抜け出し快勝。
3戦目のフローラS、馬体重に変動はないが、前走の筋肉のメリハリがなく若干の水っぽさ。その他は変わりなく。
若干の余裕を残してのフローラS②着なら前哨戦としてはかなり理想的だったと思うので、本番では絞って出て来てほしい。
理想は-2〜4kg辺り。極端には痩せなくていいと思う。
バランスに悪さは感じないので延長はなんなくこなせると思うし、リバティアイランドと勝負付けが終わっていない点も魅力的でとても楽しみな1頭。

◆ドゥーラ

初戦は前捌きは硬く踏み込みも浅い、やや胴長の中距離馬でただ造りは悪くない。
初戦らしく野暮ったいがスッキリ見せてきたらかなり良いバランスになりそうな印象だった。
2戦目、トモ高は解消されておらず踏み込み浅いも気配に前向きさが出て来た。これも新馬戦で使える馬券術、と言ったら大袈裟かもしれないが、これを見るだけで新馬戦の的中率は間違いなく上がると思う。結果は1着、さすがドゥラメンテ叩き2。
3戦目の札幌2歳S、筋肉にかなりメリハリが出て来てだいぶスッキリ見せるようになった。
相変わらず頭が高く首が使えていないので歩様は硬めに映るが、ここはその内解消されてくるはず。
阪神JFでも頭は高かったものの前走よりは首を上手く使えるようになり前捌きも良くなった。
ただ、相変わらずトモ高で踏み込みが浅い点が気掛かりでやはり印象は中距離馬。
そしてチューリップ賞、賛否両論あったようだが、個人的には過去一の成長を見せたパドックだったと思う。
まず馬体に幅が出たこと、そしてトモ高が解消され踏み込みが深くなった。(まだ浅いは浅い)
首もかなり上手く使えるようになったし、かなり良い勝負をすると思っていただけにかなり残念な結果となってしまったが、これもまた競馬。仕方ない。
桜花賞、だいぶ良くはなったけどやっぱりまだ踏み込みが浅くて踏ん張りがきいていないようなそんな歩様。
あと一歩なのにもどかしい。
でもずっと中距離馬だと思っている馬なので一気の延長がどうかはわからないけど、延長自体はプラスに働くと思ってる。
血統的には時計が掛かった方が良いみたいなので、当日雨が降り重くらいになって馬体もかなりの成長を見せていれば面白そうな存在。
個人的には成長さえしていれば良馬場でも面白いと思っているので、兎に角どれだけ成長しているか、そこを見極めたい。

◆ドゥアイズ

ルーラーシップ産駒にしては初戦からかなり気配良く歩けていて踏み込みもかなり深い。ドゥーラにはこのくらいの踏み込みの深さになってほしいところ。
トモ高でクネりはあるもののこれは新馬戦で買いたくなる気配の馬で自分の頭にも記憶しておきたい。
バネ感も感じるし、曲飛で追って良さもありそう、2戦目は更に良くなるだろうなと思った。
2戦目のコスモス賞は逆に気配平凡で馬体もそこまで成長しておらずデキ落ち。
3戦目の札幌2歳、初戦の活気が戻り馬体もかなりスッキリ見せて来た。かなりの成長。だが、ドゥーラには一歩及ばず負けてしまった。
阪神JF、この日は元気さ、というよりは内に秘めた闘志、といった感じの歩様で良い気配だった。
締まった体から良い感じの丸みの帯びた馬体へと変わった。
クイーンC、前捌きもかなり良くなりまたメリハリのある良い体になった。悪さが全く無くて今年のメンバーの中で一番早く仕上がっていたのはこの仔だったんじゃないかなと思う。
でもそれはつまりはもう完成しきってしまったということにもなるので、TKさんとも話してたけどもう底が見えて締まった感じがしていて、馬体的な上積みは見込めないということ。
でも私はとても好きなシルエットだし応援したい。
桜花賞も買った。
距離延長はもちろん問題ないし、デキをキープ出来ていれば勝ち切ることは難しいかもしれないけど、圏内もしくは掲示板に食い込める余地はあると思っているので万全の状態で出て来てほしいなと思う。

#ゴールデンハインド
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#オークス


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