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2023オークス馬体見解①

こんにちは!
今週はいよいよオークスです。
牝馬クラシックの頂点が決まりますね。
昨年の6月から追って来ましたが、果たして私は頂点を見抜けるのでしょうか。

自分の勉強の為にも成長過程と共に各馬の特徴をアウトプットしていきます。

見るポイントとしては【対オークスで】というところ。

オークスで通用するのかどうか?という視点で見ていきたいと思います。

※イングランドアイズ、ウェイビー、クインズカムイ、メランポジュームは抽選対象の為ひとまず置いておきます。

◆エミュー

前傾で前捌きは硬め、小柄なこともあってか思ったよりも軽めの造りで飛節の角度は標準的、全体的なシルエットを見る限りではマイル以下に適性有り。
ハービンジャーらしくないハービンジャー産駒。が初戦の印象。
2戦目では相変わらずの前捌きの硬さだが、胴が伸びて中距離寄りに。前傾だったのが前後のバランスがフラットになり踏み込みが深くなっていてこれはかなり良い成長の仕方だと個人的には思う。
バランスは良くなったものの全体的にはまだ非力で薄い、前に対して後ろが小さいのでトモがもう一段階デカくなれば。
3戦目、心なしか前肢の出が少し良くなっているように見える。
菜の花賞では筋肉の輪郭がよりハッキリと見えるようになった。
デイジー賞での姿はもうより中距離寄りに。頭を下げてより前向きさ。
フラワーカップも同じく、ただ距離延長に関してはやはり前肢の出が窮屈だしシルエットを見てもマイラーのギリ1800と言ったところか。オークスではたぶん距離が長くて足りない印象も中山マイルの重賞なら今後十分に通用すると思う。

◆キタウイング

前捌きは硬いがそれ以外特段悪いところがなくバランスの良い馬だなと思ったのが第一印象、初戦らしくかなり緩いが絞れてきたら良くなりそうだと思った。
福島芝1200でデビューしたが、軽めの造りで適性は左回り、胴の長さからマイル辺りがベストだと思った。
2戦目、新潟で勝ち上がり。まだ水っぽさは抜けていないがかなり前向きさが出た歩様で前捌きも良くなった。
新馬戦→2戦目で変わる所を見るのは馬体だけではなく気配を見るのも大事で、2戦目で前向きさが出てくればそれらの馬はほぼほぼ前走より着順を上げてくる印象。
新馬戦から次走のパドックを見るとき、ここを見るだけでだいぶ当てやすくなると思う。キタウイングはその良い例だと思う。
新潟2歳では連闘だったがかなり絞れて筋肉にメリハリが出て来た、前走の前向きさとは違う馬によりやる気が出た印象で唸っていた。前後のバランスも前走は前傾だったが、重心がバックしフラットになっていた。こうなればより良い脚が使える。
3ヶ月半後のJFでは休み明けらしく気配は平凡で馬体も成長は見せておらず、肌の艶も良くなかった。
叩いて次走のフェアリーSでは新潟2歳の頃のハリが戻りかなりイキイキしていた。馬体も絞れてスッキリ見せていたから、この仔の本来の姿はこれなのだろうなと思った。
適性外の中山マイルでよく頑張ったと思う。
チューリップ賞も馬体は維持できていたし、桜花賞でも同じだったからどうして勝てないのかと言うとドゥアイズと同じで血統的にはわからないが、もう完成されてしまったから底が見えた印象で、その間に周りがどんどん成長していって追い越されていってしまっている感じが拭えない。
もちろんオークスでもこれ以上の成長が見込めない点で上積みはないし、ただ、距離をこなせるかどうかと言う点では馬体に悪さはないのでこなせると思う。

◆キミノナハマリア

前肢の出は窮屈だが、首を使おうとしている点は◎で頭のデカさはハービンジャー産駒らしいがその割には軽めの造りで初戦から仕上がっていた。
バネ感はそれなりに感じるが、一瞬の斬れというよりは曲飛で長く良い脚を使えるタイプ、適性は芝1800。
前捌きの硬さから延長は疑問だと思っていたら次走延長で凡走、ただ、かなり胴が伸びてより中距離馬。
2000ベストの馬体に。この時は2戦目にしてデキ落ち、気配はかなり良かったが牛になってしまっていた。
この時点では中山芝2000ベスト。
エリカ賞、+10だったが前走よりかなりスッキリ見せ歩様の雑さも解消、前傾でパワータイプ、それなりに脚も使えるとするならば適性舞台は中山芝1800or2000辺り。
次走は歩様に柔らかさ+馬体に丸みが出て来てかなり完成に近付いてきた、もうあと1歩の所まで来た印象。
次走、相変わらず前捌きは硬いままなので距離は2000が限界、そして君子蘭賞で馬体は完成、レースも理想通り、先行して良い脚を使って抜け出し。松山みたいなタイプとは手が合うだろうなと思う。
2戦目の頃とはまるで別馬で感動する。
上記の通り、前捌きの硬さから延長は疑問、頭のデカさからトップスピードにも限界がありやはりオークスでは足りない印象。
パワータイプの中距離馬なので中山or阪神芝2000か中山芝1800で良さが活かせそう。

◆コナコースト

初戦の印象は前捌きの硬さはあるものの他に欠点が見当たらず全体的なバランスが良いが、踏み込みが浅く芯のない歩様。初戦にしては上々の仕上がりと言った感じ。
それでいてあのパフォなのだから能力が高い、ということは新馬戦時で把握、次走はもっと良くなるはず。
2戦目、まさかの短縮。頭を下げての歩様なので分かりづらいが、前捌きは良くなったのと踏み込みも深くなった。
ただ、まだ芯は入っていない感じ、この時点でもどう見ても適性距離は1800以上。
レースを観るとやはりマイルは忙しそうな印象だった。
それでも最後外に持ち出してからは鋭い末脚で2着。
やはり強い。
3戦目のチューリップ賞、-4kgで馬体も薄く覇気がない。
清水調教師は初戦緩めの仕上げだったからずっとマイナス体重が続いていることは問題ないと言っていたみたいだけど、個人的にはこれはあまり歓迎ではないと思ってる。
でもそれでも走るから能力自体が相当に高い。
桜花賞、また-4kg、ただこの日は張りと艶が違ったし馬に前向きさが見られた。ここで初めてサメカツは道中下げずに先行策を取る。これがオークスでどう活きるのか、そして桜花賞からどれくらい成長しているのか。
ずっとマイルは短いと言い続けてきた馬なので延長自体は問題ないと思ってるしむしろ大歓迎、鞍上強化、あとは本当に成長しているかどうかだけ。
今回こそはプラス体重で出てきて欲しい。
歩様にかなりの前向きさ、唸っていればもしかしたらリバティを逆転出来るかもしれない。

#コナコースト
#エミュー
#キタウイング
#キミノナハマリア
#オークス


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