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台灣中国語学習におけるボポモフォ(注音)の有効性①

台灣中国語を学習するにあたって、多くの学習者は、拼音(ピンイン)という、ローマ字での発音表記を使いながら大陸の簡体字中国語を先ず習う事が多いかと思います。
これは、中国語の先生や書籍、ビジネス機会などが圧倒的に大陸の方が多いからだと思います。
その為、大陸の中国語が少し身についた状態で、台灣の中国語の学習に移行する際、通ずる所も通じない所も経験する事になります。
その過程で、文字は必ず繁体字という、複雑な字体を身につける必要がありますし、語彙自体も同じ事を指していても違う文字、発音という事があり、台灣の語彙を追加していく必要があります。
発音記号を拼音から注音に切り替えて学習するかどうかは微妙な所で、拼音のままでも学習はできますし、支障は有りません。台灣の教育部(日本の文科省に相当)が発行する辞書などでも、発音記号は注音だけでなく拼音も併記しています。
しかし、自分は子どもが生まれてから、敢えて注音を勉強しました。というのも、私の妻は台灣人で、子どもに与える中国語の本には注音でルビが振ってあります。子どもの成長に沿って、同じ文字環境で学習した方が効率的だと考えたのです。
はじめは既に習った拼音を一旦置いて、注音で捉え直すことに煩わしさを感じました。しかし、それでも続けるうちに、自分が予想していた以外の有効性も感じることができました。
その有効性については、また続きの記事で書こうと思います。


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