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座椅子を買ったら毎日の充実度が上がった話

 座椅子を買ったら毎日がとっても充実してきたので、座椅子の良いところを紹介していく。



①読書量が増える

 電車の中やカフェで読書は結構できるんだけれど、家で本を読むことができない。
なぜ家で読めないのか?家の中で読書をするのに適した場所がないからだ。

 テーブルと椅子は何か食べたり勉強したりするのはいいけれど、じっと座って本を読むにはちょっと肩肘が張ってしまう。ソファやベッドは快適だけれど、いつの間にか寝そべってスマホを弄ったり寝落ちしてしまう。ローテーブルや床は姿勢が疲れてしまう。

 

 電車やカフェの座席って「深く腰かけられて、背もたれがあって、適度に固い」っていうパターンが多い。緊張と弛緩の、弛緩よりくらいの座り心地が読書をするには丁度良い環境なんだと思う。
だから座椅子に腰かけると驚くほど読書が捗る。同じ姿勢を保っていても疲れにくいし、寝そべったりしないから気づいたらうっかり寝落ちしたり、ダラダラとスマホを眺めることを防止できる。だから座椅子で本を読む習慣がつけば今までの3倍以上のスピードで積読を消化していくことができる。


② 自分のもう一つのプライベート空間ができる

 座椅子に座るとその空間は部屋の中でも特別な空間になる。深く腰掛けて、本の世界に没頭してもいいしぼんやりと考え事に耽ってもいい。スケッチブックを片手に無心で絵を描くことだってできる。そこは自分の世界に浸れる、部屋の中の特等席。
サイドテーブルに紅茶とクッキーを添えたら自分専用のカフェになるし、間接照明を置いて電気を消したらまるでハリウッド映画のようなお洒落な1シーンを演出することができる。

 自分だけの空間、これほどワクワクする響きはあるだろうか。


座椅子の買い方のポイント

 私はAmazonの約7000円の座椅子を買った。
 通販だとポイント還元があるからお得なんだけど実物を確かめられないのがネック。座り心地を試してから買いたい人は、今流行りの店舗に行くよりちょっとマイナーな大型家具店や中古家具店がオススメ。
なぜなら良い値段で座り心地抜群の座椅子が、在庫処分品などの名目でかなり割引されていたりするからだ。

 
 素材はやや硬めがいい。あんまりふかふかな素材は身体に負荷がかかってかえって疲れやすいから、革張りのソファの硬さに近づけるイメージで選んだらいい。背もたれは必須、リクライニング機能は予算に余裕があれば。
あと、足を伸ばして座れるタイプをかなり強くすすめたい。座っていると足の置き場が高確率で迷子になる。私は足を置けるように座る部分が長くて、かつ形を変えられるものを選んだら大正解だった。背中のフィットも大事だが、下半身のフィットもかなり重要だ。

 
 値段は最初は5000〜10000円くらいのものでいいと思う。あんまり安いと使い心地も良くないし、かと言って最初に高い物を買うと失敗した時のリスクが高い。なので大体このくらいの価格帯ならそれなりに快適に座れる。
あと何だかんだデザインも大事。やっぱり自分の好きなデザインのものの方がモチベーションも上がるからね。

 
 たかが座椅子で何を大げさな、と思うかもしれないけれど座椅子に座る習慣をつけていくと、自分の生活自体が少しずつ変化していく。やがてそのちょっとした変化が、いつの間にか自分の中にどっしりとした充実感を与えてくれる。それは常にたくさんの人と交流を持つことや、目新しい娯楽を享受することだけが「リア充」ではないということを教えてくれる。
 
 

 という訳で、座椅子おひとついかがでしょうか?

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