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未経験からWEBデザイナーになるには?必要なスキルや勉強法を解説

パソコン一つで、自分の好きな場所や時間で働けるWEBデザイナー。

テレワークや在宅ワーク推奨の流れもあり、今注目を集めている職業の一つです。

また働き方以外にも、普段見ているWEBサイトのデザインをもし自分ができたなら……と憧れている方もいるかもしれませんね。

とはいえ、

「WEBデザイナーって未経験からでもなれるの?」
「デザイン系の学校を出てなくても大丈夫?」
「今はWEBデザインとはまったく違う業種にいるんだけど……」

なんて疑問や思いを抱えている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、未経験からWEBデザイナーになる方法について解説していきます。

これからWEBデザイナーに挑戦したいと思っている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

未経験でもWEBデザイナーになれる!

まず、結論からお伝えすると、未経験でもWEBデザイナーになることができます!

なぜなら、WEBデザイナーは年齢、性別、経歴が一切関係ないから。

WEBデザイナーに求められているのは、どれだけクライアントの要望に応えられる作品を仕上げられるかだけ。

つまり、スキルさえ身につければ、誰もがなれる仕事なのです。

そして、のちほど詳しくお伝えしますが、スキルは未経験の方でも十分に身につけることができます。

今、スキルがないからといって諦める必要は全くないので安心してくださいね。

実際に未経験からWEBデザイナーになった方のインタビューも載せておくので、気になる方はぜひ見てくださいね。

▼未経験からWEBデザイナーになった方の声はこちら
やりがいの少ない仕事から憧れのWEBデザイナー

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WEBデザイナーのリアルな仕事内容

先ほど未経験でもWEBデザイナーになれるとお伝えしました。

ですが、実際にWEBデザイナーがどのような仕事をしているかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、ここからはWEBデザイナーのリアルな仕事内容をお伝えしていきます。

実は多くの方が勘違いされている事実もお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。

WEBサイトのレイアウト&構成を作る

WEBデザイナーがまずおこなうのは、これから作っていくサイトのレイアウトや構成を作ることです。

例えばWEBサイトを作るのであれば、「どのような情報をどこに入れるか」「全体の配置をどうするか」などを考えていきます。

実際の業務ではクライアントの要望を聞いて、その要望が叶えられるように一度ラフ案を作ります。

クライアントが望んでいることを正確に把握するのが重要なポイントです。

WEBデザインを施す

作ったラフ案を何度か修正し、クライアントからOKをもらえれば、デザインに入っていきます。

Photoshopというソフトを使い、クライアントの魅力が十分に伝わるように画像を貼ったり、配色を考えたりします。

このときもクライアントに何度か提出をして、細かい修正点を聞き出します。

修正回数が多すぎると大変なので、回数は事前に決めておく必要があるのですが、この作業自体はクライアントの要望を叶えるために重要なもので、妥協せずにおこないましょう。

コーディングを施す

修正を繰り返してデザインにOKをもらえたら、最後にコーディングと呼ばれる作業をおこなっていきます。

コーディングは簡単にいうと、Photoshopで作ったデザインを、WEBサイト用にしていく作業です。

「そのままでもいいのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、Photoshopで作ったデザインをそのままWEBサイトに貼り付けてしまうと、容量が大きくなりすぎて、動きの遅いWEBサイトになってしまいます。

また、Photoshopで作ったデザインは、あくまで画像でしかないので、クリックしてもなんの反応もせず、WEBサイトとして機能しません。

だからこそ、コーディングを施すことでデザインの容量を小さくしたり、WEBサイトとしての機能を持たせたりする必要があるのです。

【注意】現在では分業していることも多い

ここまで、WEBデザイナーの仕事内容をご紹介してきました。

もしかすると「WEBデザイナーってそんなにたくさん仕事があるの…」「WEBデザインは楽しそうだけれど、コーディングは…」と仕事内容の幅広さに不安を持った方もいるかもしれません。

でも、安心してください。

現在では、お伝えした3つの仕事を分業していることも多いんです。

例えば、クライアントと連絡を取る人とWEBサイトを作る人を分ける場合もあれば、WEBサイトのデザインを作る人とコーディングを施す人に分ける場合もあります。

そのため、ご紹介した3つすべてが出来なければWEBデザイナーになれないなんてことはありません。

のちにWEBデザイナーになるのに最低限のスキルをご紹介するので、実際にどのようなスキルが必要か気になる人はそちらを参考にしてくださいね。

未経験WEBデザイナーに必要な道具

ここまでは、WEBデザイナーの仕事内容をお伝えしました。

仕事内容を聞いて、自分でもできそう、自分もやってみたいと思った方もいらっしゃるかもしれません。

では、実際に未経験からWEBデザイナーになるには、どのような準備をすればよいのか。

まずは、WEBデザイナーになるうえで必要になってくる道具についてご紹介していきます。

必要となるのは次の2つです。

  • パソコン

  • デザインソフト

それぞれ解説していきますね。

パソコン

パソコンを用意するときのポイントは、パソコンのスペックです。

基準となるスペックとしては、

  • CPU:Core i5以上

  • メモリ:8GB以上

  • ハードディスク:500GB以上

  • 画面サイズ:ノートは15インチ以上、デスクトップは21インチ以上

といった感じになります。

CPUとは人間でいうところの頭脳にあたり、パソコン内の演算や制御をおこなう部分です。

WEBデザインでは画像の加工などでCPUの演算処理を多く使うため、ある程度のCPUの高さが求められます。

メモリは最低でも8GB、できれば16GBあると安心です。

もしすでに使っているパソコンがあり、それが基準のスペックを満たしている場合は、新しく購入しなくてもよいでしょう。

▼こちらの記事で詳しく紹介しています。

WEBデザインに最適なパソコンの選び方|4つのポイントを見て購入しよう! 

デザインソフト

パソコンの用意ができたあとは、デザインソフトを準備していきます。

WEBデザインで使うデザインソフトは基本的に「Photoshop」と「Illustrator」の2つです。

Photoshopは画像編集ソフトになります。写真などの画像の加工や補正が可能であり、WEBデザイナーとして活躍するには欠かせないソフトです。

一方Illustratorはイラストやアイコン、ロゴの作成に使われます。

使う頻度としてはPhotoshopのほうが多くなりますが、Illustratorの操作も覚えておいて損はないのでどちらも揃えておきましょう。

未経験からWEBデザイナーになるために必要なスキル

WEBデザイナーになるときには、どんな道具が必要かを知っていただけたでしょうか。

ご紹介したものはWEBデザイナーになるうえで重要度が高いものばかりなので、ぜひ用意してくださいね。

とはいえ、WEBデザイナーは道具を揃えればなれるものでもありません。

WEBデザイナーになるうえでは、クライアントの要望を叶えるためのスキルが必要になってきます。

では、具体的にはどのようなスキルが必要になってくるのか。ここからはWEBデザイナーに関するスキルについてお話ししていこうと思います。

必ず身につけておきたいデザインスキル

WEBデザイナーになるときには第一に身につけたいのはやはりデザインスキルです。

デザインスキルとはPhotoshopやIllustratorなどを使って、クライアントを満足させられるデザインを作ること。

WEBデザイナーにはさまざまな仕事があるとはいえ、メインの仕事はやはり「デザイン」です。

デザインは生まれながらにしての才能が必要だと思われがちですが、実はそうではありません。

デザインには「綺麗に見えるコツ」があり、練習次第で誰でも「綺麗」「オシャレ」と言ってもらえるようになります。

そのため、現時点であまりデザインが上手くできないという方も諦める必要はありません。練習を積み重ねれば必ず上手になりますよ。

最低限のコミュニケーションスキル

WEBデザイナーは、クライアントの要望を聞き出し、デザインに反映するお仕事です。

さらに、どのようなデザインにしたかを、クライアントにわかりやすく説明する力も求められます。

そのため、WEBデザイナーにとって、最低限のコミュニケーションスキルは必要だといえます。

会社によってはWEBデザイナーではなく、WEBディレクターという職種がクライアントと連絡を取り合うところもあります。

しかし、そのときでもデザインの説明をするのはWEBデザイナーです。

また、クライアント以外にも大きなプロジェクトに参加するときは、周りのメンバーとの意思疎通が必要になるため、コミュニケーションスキルは欠かせないでしょう。

未経験からWEBデザイナーになるのに必須ではないもの

ここまで、未経験からWEBデザイナーになるのに必要なものをお伝えしてきました。

ぜひ今からWEBデザイナーを目指す方にはご紹介したスキルを身につけていただきたいです。

さて、ここからは逆にWEBデザイナーになるのに必須だと思われているけれど、実はそうではないものをご紹介していきます。

コーディングスキル

まずは、コーディングスキルです。

「WEBデザイナーにはコーディングスキルが必要だってよく聞くけど…」と思われている方もいるかもしれませんが、実はWEBデザイナーになるうえで、コーディングスキルは「必須ではない」のです。

なぜなら先ほどもお伝えしたように、デザインとコーディングは分業でされることが多いからです。

さらに、現在ではコーディングをしなくても、WEBサイトを作れるツールが数多くあるため、わざわざコーディングを身につける必要はありません。

実際、コーディングなしで稼いでいる方も多くいます。

以下にコーディングスキルなしで、WEBデザイナーになった方のインタビューを載せておくので気になる方は見てくださいね。

▼コーディングスキルなしでも、未経験からWEBデザイナーになれた方の記事はこちら

育休明けの職場復帰で挫折。仕事も育児もダメダメ状態から理想の働き方を得るまで!

WEBデザイナーになって、有名音楽家と一緒にお仕事が…!?

また、下記の動画では、コーディングスキルがなくてもWEBデザイナーになれる理由をより丁寧にお伝えしているので、気になる方はぜひご覧くださいね。

https://www.youtube.com/embed/pfwRctKJ_K0

WEBデザインに関する資格

WEBデザイナーになるのに、資格は必要ありません

なぜなら、WEBデザイナーに求められているのはたった1つ、「クオリティーの高い作品を作れること」だからです。

実際、転職活動をするときやフリーランスとして仕事を獲得するときにも、資格の有無はほとんど見られていません。

採用担当やクライアントが見ているのは、「これまでどんな作品を作ってきたか」です。

もちろん、資格が悪いわけではありません。

資格を勉強することで、作品のクオリティが上がる可能性もあります。

しかし、資格を勉強する期間をWEBデザインを練習する期間にあてるほうが、スキルアップできることも事実なので、資格を取るかどうかは慎重に考えましょう。

以下の動画でより詳しく資格についてお話ししているので、気になる方はぜひご覧くださいね。

https://www.youtube.com/embed/nYHz9q3KKSg

未経験からWEBデザインのスキルを身につけるには

WEBデザイナーにとって必要なスキルがわかったところで、どうやって未経験からそれらのスキルを身につけたらよいのか気になる方もいますよね。

スキルを身につけるには、独学スクールに通う方法があります。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

独学

独学には書籍の他に、動画や学習サイトを使うやり方があります。

学習サイトは生放送で授業を受けられるものや、実際に手を動かしながら学んでいくものなどさまざまです。

自分に合ったものを選んで使っていくとよいでしょう。

独学のメリットは自分のペースで勉強を進められるところになります。

学びたいことに合わせて、好きな教材を選べるのもポイントです。

一方でデメリットとしては、やる気が続かないことや質問できる環境がない点が挙げられます。

特に周りに教えてくれる人がいない場合、一つつまずくと次に進めなくなってしまうため、勉強の長期化や挫折にもつながりかねません。

スクール

スクールが独学と大きく違うところは講師がいる点です。

そのため、わからないことはすぐに質問でき、勉強のモチベーションが保ちやすいといったメリットがあります。

加えて独学は自分で学習計画を立てる必要がありましたが、スクールではその必要はありません。

あらかじめカリキュラムがあるため、スムーズに効率よく学習を進められます。

一緒に学び、切磋琢磨できる仲間がいるのもやる気アップにつながりますね。

途中で挫折することなく、実践的な知識や技術が身につけられるのはスクールならではといえるでしょう。

なるべく早くスキルを身につけ、1日でも早くWEBデザイナーとして活躍したい方はスクールがおすすめです。

▼最新版のWEBデザインスクール比較はこちらからご確認いただけます
【2022年版】WEBデザインスクールおすすめ8選!

未経験からWEBデザイナーに就職・転職する方法

未経験の場合、WEBデザイナーにはどのように就職や転職したらよいのでしょうか。

何から始めればいいのかまったくわからない……なんて方もいますよね。

ここではWEBデザイナーになるための就職・転職方法を解説します。

ポートフォリオを制作する

ポートフォリオとは自分の作品集にあたるものです。

そして自分のスキルを企業にアピールできるものでもあります。

WEBデザイナーに就職や転職をしたいと思ったときには、まずはWEBのポートフォリオ(ポートフォリオサイト)を作るようにしましょう。

完成したら知人など周りの人に見せ、意見を聞くことも大切になります。

よりよくするためのヒントをもらえるだけでなく、就職や転職活動の練習にもなるからです。

またポートフォリオは一度作れば終わりではありません。

トレンドを取り入れたものを作って差し替えることで、企業にアピールできるポイントを増やしていけます。

▼ポートフォリオの作り方はコチラの記事をチェック!
【必見】売れっ子WEBデザイナーになるためのポートフォリオ作成術

実務経験を積む

WEBデザイナーはスキルがあることが大事とはいいましたが、企業の求人内容には「実務経験必須」と書かれている場合もあります。

せっかく希望の企業を見つけても、そのような記載があれば応募するのは難しいですよね。

そんなときには、アルバイトやインターンで実務経験を積む方法があります。

実際にアルバイトの求人には「未経験者歓迎」と書かれてるものもあり、正社員に比べて採用はされやすいといえるでしょう。

アルバイトやインターンとして実務経験を積むことは、現場の様子や自分のスキルがどれだけ通用するのかを知ることにもつながります。

未経験者卒業に向けてチャレンジしてみてもよいかもしれません。

WEBデザイナーとしての働き方

最後にWEBデザイナーにはどのような働き方があるのかをご紹介します。

将来的にWEBデザイナーとしてどう働きたいのかを考える参考にしてみてください。

正社員・派遣社員・フリーランスの3つをそれぞれ解説していきます。

正社員になる

1つ目は正社員として企業で働く方法です。

この場合、基本的には会社によって決められた時間や場所で働くことになります。

ただし企業によっては、フレックス制やリモートワークが許可されているところもあります。同じ企業で長く安定して働きたい方におすすめです。

派遣社員になる

2つ目は派遣社員として企業で働く方法です。

正社員と違うのは、契約期間が決まっているところになります。

半年や1年などの決まった期間、会社に籍をおき働きます。

いろいろな会社で働いてみたいという方に向いている働き方でしょう。

フリーランスになる

3つ目はフリーランスとして仕事を受注しながら働く方法です。

パソコンがあれば、いつでもどこでも働ける自由さがあります。

とはいえ、仕事がなければ収入も当然得られません。

スキルを磨き、ある程度経験を積んでから目指すとよさそうです。

まとめ

ここまで未経験からWEBデザイナーになる方法について、必要なスキルや勉強法を含め解説してきました。
WEBデザイナーはスキルを身につければ、未経験からでも目指せる職業です。

スキルにはデザインスキルコミュニケーションスキルコーディングスキルがありますが、特にデザインスキルは重要になります。

独学でもスクールでも、まずはスキルを学び身につけることから始めてみましょう。

そしてポートフォリオを作ることができれば、企業にもあなたの実力をアピールできるようになります。

働き方には正社員以外にも派遣社員やフリーランスなどがあります。

ぜひ自分の理想の働き方をWEBデザイナーとして叶えてくださいね。

あなたのWEBデザイナーになるための挑戦を心から応援しています。


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