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みんなが乗り移れる「船」を準備しよう

今日(10月3日)から臨時国会です。12月10日までの69日間は、岸田・自公政権にとって正念場と言えるのではないでしょうか。いま、これまでの社会を「維持」してきた「岩盤」が崩れ去ろうとしています。ウクライナ戦争を起こした「プーチン体制」もまさにそうです。

日本では、「統一協会」と「安倍政治と、それを引き継ぐと宣言し続ける岸田政治」が崩れようとしているのではないでしょうか?

その「岩盤」を崩しているのは何か、誰なのか。
「統一協会」と「安倍政治」にこの十年(統一協会には数十年)、苦しめられて来た人々が流した「血」と「涙」、その人たちを救おうとしてきた人たちが流した「汗」だと思います。

数十年にわたって流されてきた「血」と「涙」と「汗」が、「岩盤」に浸み込み、割れ目を少しずつ広げて、崩壊させるところまできたのです。

今日から始まる国会は、その帰趨(行方)を決めるものになりそうです。

いま、私たちの目の前で繰り広げられているもの(現実)は、これまで見えなかったものまで鮮明に浮かび上がらせようとしています。

たとえば、維新をこれまで引っ張ってきた「橋下徹」という人物。政界を「引退」した後も相変わらずメディアへの露出が続いていますが、彼の「(屁)理屈」が「統一協会」問題で通用しなくなり、彼を面前に置いた批判が堂々と電波を通じて流れています。

なぜか。
彼(橋下徹)は、弁護士で、政治家を長年続けてきたにもかかわらず、「人を救う」という考え方をまったくもちあわせていない人物だったからです。彼には、今世の中で起きている「本当のこと」が見えていない。彼の心を支配しているのは、「いかに相手に言い勝つか」「自分の(屁)理屈を向う見ずに押し通して相手を黙らせるか」という〝征服欲〟にすぎないからです。

このこと一つをとってみても、何か(社会、この世界)が大きく変わろうとしている気がします。

ウクライナでは、プーチンの蛮行・暴走を相手に戦況が大きく転換し、ロシア内部では「戦術核の使用」を求める声が挙がっていると言われます。

ここでも、まさに「分岐点」の一進一退が繰り広げられています。

同じような意味で「台湾」問題が浮上しています。

台湾でもし、軍事的な衝突が来たら、日本はどう動くのか(=動かされるのか。動かざるを得ないのか)。

安倍政権が登場して、集団的自衛権や戦争法制を立て続けにごり押ししてきた中で指摘されてきた「危険性」が具体的に浮上しています。

その安倍政治を、広島出身の岸田文雄首相が、完成させようとしているのです。原発の再稼働や新増設も含めて。

私たちは沈みかかっている「自公丸」から、みんなで乗り移れる「船」を準備しなくてはなりません。

今朝(10月3日)の朝日新聞が報じた世論調査によると、「岸田内閣不支持」50%(前回9月調査は47%)、支持は40%(同41)です。不支持が支持を上回るのは2カ月連続で、その差は広がっています。

しかしながら、自民党に対抗できる勢力として、今の野党に「期待できる」は15%、「期待できない」は81%です。

私たちがどのような「船」を準備すれば、多くの人たちが「乗り移ろう」と決断するのか。

その「船」の準備が、これまでになく求められています。(難波健治)

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