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「田代純一の純度100%〜お眼鏡にかないますように〜」 人間の目はオートフォーカスカメラ?〜明視域って何?〜 #031

「田代純一の純度100%〜お眼鏡にかないますように〜」
第31回目始まりました〜

このチャンネルでは、経年進化をコンセプトに掲げるアイウエアブランドMIZ DIALOGUEのディレクター兼、表参道のアイウエアショップブリンクベースのショップマネジャーを務める田代純一が眼鏡のことから興味のあること日常のことを取り上げてお話します。

皆さんこんにちはいかがお過ごしでしょうか。本日は1月18日木曜日です。
今私はオープン前のブリンクベースにてこちらの収録をしております。

〈オープニングトーク〉
1月というと何かと世の中はイベントがありますよね。
正月や成人の日とか、あとはセンター試験とか。
今はセンター試験って言わないのか笑。全国共通テストだっけ。
懐かしいですね。僕も昔センター試験を受けまして、とても緊張したい思い出がありますね。
雪とかは降らなかったのですが、とても寒い日で今でも覚えてますね。
成蹊大学まで行ってね。結果はめちゃくちゃでしたけど笑。
今となっては良い思い出ですよ。

なんか当時って、もうそれが人生の全てのように感じて、これがダメだったら人生の終わりだくらいに思ってましたけど、
後から振り返ればそんなことはなかったと振り返られますよね。

受験生の皆さま応援しております。

〈メインテーマ〉
突然ですが、みなさんは明視域(めいしいき)って言葉はご存知でしょうか?
多くの方が耳馴染みの無い言葉かと思います。
近年この明視域というワードが視生活(視力の視に生活と書きます)を豊かにする上でかなり重要視されています。
それは何故なのかということをお話ししていきたいと思います。

まず明視域とは簡単に言えば、「見える範囲(奥行き)」の事を言います。

裸眼状態やメガネ掛けた状態やコンタクトレンズを付けた状態など、それぞれに必ず明視域はあります。

はっきりと見える奥行き範囲のなかで、もっとも遠いところを「遠点」、最も近いところを「近点」

この遠点と近点の間を明視域と言うんです。

見たいものがこの中に収まれば見える状態なんです。

ここからが重要です。
人間は遠点を見ているときがリラックス状態なんですね。
ただ遠点よりも近いところを見るときは我々人間は眼の中にある毛様体筋という筋肉が緊張して水晶体がふくらんで「調節」という働きをしてくれるんですね。つまり調節をして近くを見続けるということは、筋肉を使っている状態なんですね。

しかも人間の眼はそれを自動で行うので、つまりオートフォーカスなんです。

なのでスマホを見過ぎたり、お仕事でPC作業が多い方など、
まあ現代人は全員ですね、常に目が疲れやすいような環境で過ごしているわけですよ。
且つほとんどの方が遠くを見えやすくしているので、疲れやすいわけです。
遠く見える人の方が近くを見る時に、より調節する筋力を使うので。

裸眼で目が良いから眼鏡がいらない時代は終わったんですよ。
むしろ遠くが見えやすい人が苦労している時代で少し近視を持っている人が優位な時代なんですよね。
今重要なのって、近くをどれだけ快適に見るかなので。

しかも近くを見るときに働く筋肉というのは、およそ二十歳くらいまでがピークとされているので、
ガンガン近場を見るデスクワーカーの方とかは、それぞれの用途専用の眼鏡があった方が良いわけです。
もちろん酷使しすぎないように学生さんなどにそういうレンズが処方される場合もあるんですけどね。

その話はまた追々別の回でさせていただきますね。

何故かね、見ることの快適さって意外と疎かになってしまうんですよ。

結構この間紹介した電動歯ブラシとか、あとは枕とかベッドとか、眼鏡ってそういうものにも近いんですよ。
確かに磨ければ良いし、寝られれば良いし、見えれば良いんですけど、
その行為じゃなくて、「どのように」という内容を重視するだけで、めちゃくちゃ普段使っているものがQOLを上げてくれるわけなんですよね。電動歯ブラシも枕も眼鏡も。

どうしても眼鏡はファッションとかオシャレが先行しますが、本来は見ることを快適にできる器具なんですよね。
持っているフレームを上手く使い回せば、色んなシーンでとても快適に過ごすことができるわけですよ。

あとはあれですよね、スニーカーとも近いと思いますね。
ハード面のデザインとかではファッション性などがありますけど、
どのメーカーも「どうしたら疲れにくいか」とか「どうしたら歩きやすいか、走りやすいか」とか機能面を試行錯誤しているじゃないですか。

眼鏡もフレームのデザイン性がありながら、フレームの構造やレンズの度数や設計など機能面で、その人の生活をサポートできるので、スニーカーに似ているとも思いますね。

僕も眼鏡屋になるまで、そんなこと意識をしたこともなかったですよ笑。
フレームの見た目が良ければいいと。
無事に見えて過ごせれば良いくらいにしか思ってなかったんですけど、
やはり用途に則した度数やレンズで過ごすとめちゃくちゃ快適なんですよね。

あとはうちで前測定とか教えてくれたスタッフが、
ちょっと過激な発言ですけど、

良いフレームなのに、レンズの機能性についてこだわらないのは、
ランボルギーニに軽トラのエンジン積んでるのと一緒だって言ってて笑。

まあ確かになって笑。

でもこういうのって、知る機会も少ないと思うんですよね。
なのでこういう風にご紹介して、認知してもらうことが必要だなと思いますね。

今回は具体的な数字のお話は特にしてませんが、
視力が出る出ないではなく、その人自身が持っている視力というものをどのように明視域で発揮するということが、現代の生活には重要だよということを知ってもらえたらと嬉しいです。

また具体的な話は別の回を設けてお届けできたらと思いますので、是非お楽しみに。

〈エンディング〉
そして、リスナーの方々の眼鏡にまつわることから、そうじゃないことまでレターを募集しておりますので、
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田代純一がお届けします、「田代純一の純度100%〜お眼鏡にかないますように〜」
そろそろお時間になりました、次回もまたみなさまのお眼鏡にかないますようにお届けしていきます。
バイバイ。

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