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「夏への扉」。3冷ホッピー呑みながら、腰痛の中で。

昼にぎっくり腰やりました。かなりしんどいです。ずっと午後はオンラインで立って会議に参加してました。集中力がつかないので、ほんとはたんまり仕事あるんですが、7時くらいには仕事を終わって風呂に入ります。腰を温めて血行よくしてから冷シップするのがいつもの対処です。痛みを抑えるのは、ロキソニンとアルコールしかないので、5時ころからホッピージョッキを2個冷凍庫に入れておきます。風呂に入るとだいぶ楽になります。ニラ玉に挽肉入れたのと、酒粕漬けにしてた鰆を焼いて、茜祭バージョンのホッピーをキンキンのジョッキで3冷でかっくらい、痛みを和らげます。2杯目に移るころから、一時的に痛みはゆるんだような気がします。これ、間違いなく気のせいなのです。そして、連休まで観る時間ないかなぁと思っていた「夏への扉」を観ることにします。部屋の電気を消して。ホッピージョッキを手にして。

これ、GCDFのクラスの方からお借りしているのですが、本当に感謝です。キャラメルボックスという劇団が「夏への扉」を世界で初めて演劇化したのは知ってましたが、見逃してました。DVDになったのも知りませんでした。もともとDVD化はNGだったのが、公演期間中に東日本大震災があり、特別に許可がおりたそうです。公演みたかったなぁ。2018年に再演したときも気づいてたのですが、残念ながらいけませんでした。で、今日は腰の痛さを除いては久しぶりにゆったりとした気持ちで観劇したのですが、とてもよかったです。恐ろしいほど、原作に忠実にストーリーは進みます。よくもこれだけ忠実に演劇化できると驚きです。忠実なんだけど、凄くオリジナリティがある。舞台というものの力も感じます。
そして、ピートが人間なんです。役柄は猫なのだけど、やるのは人間なんです。さらには、ピートが見事にト書きを語るので、物語はテンポよく進行します。あー、演劇の醍醐味です。冒頭とエンディングの舞台に設けられた11のドア。このシーンが最高です。それにしても、この物語が日本人の心を打つのは何だろう。初映画化も日本です。丹沢山の川西屋酒造店からは毎年「夏への扉」ラベルが出ます。吉田美奈子作詞・山下達郎作曲の「夏への扉」には猫のビートも、リッキーも登場します。日本中のみんなが「夏への扉」を愛しているのです。日本人のメンタリティにフィットするんでしょうね。冷凍ジョッキは2つしか用意してなかったので、なくなってからは境港の千代むすび酒造で買ってきたジンを呑みつつ最後まで観入ります。GCDFのトレーナーやっててよかったとほんとに思いました。連休にもう一回観たいので、もう少しお借りします。

日本版「夏への扉」は間違いなく広瀬正の「マイナス・ゼロ」です。あらためて見直されて欲しいなぁ。



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