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『野球選手の下半身機能』

JIN BASEBALLトレーナーのJINです。

今回は野球選手(特に投手)の下半身機能と特徴についてご紹介します。
野球は「下半身が大事だ」とよく言われますが、どのような事が大切なのかを具体的に見ていきましょう。

【下半身の仕事(本質)】
1.開かずに進む事
2.勢い良く進む事
上記2つの両立が下半身がらやりたい本質の部分になります。

【球速との関係性】
・垂直飛びが高く、立幅跳びが遠くに飛べる選手

・10m走が速い選手

・メディシンボールが遠くに投げられる(両手で後ろに投げる)

・握力の数値が高い

・両脚で地面を強く押す能力と球速は関係する
(例)オリンピックリフト、スクワットジャンプ、デットリフト、プライオメトリックジャンプ

・サイドジャンプ(横方向に飛ぶジャンプの距離)と球速は関係している

・着地して回転する際に、骨盤の角度と上半身の角度に差がある事と球速は関係(いわゆる捻転差)

・球速の速い投手は、遅い投手に比べてボールリリース時の体幹の前傾角度(踏み込み脚の股関節の曲がる角度)が大きい
 ➡より前でリリースしているという事

・着地した際の膝の角度が浅いこと(90°より大きい)
 ➡いわゆる強い固定を生む事


どうでしょうか?
身体全体の連動性を上手に使うためには、
ただトレーニングをしたり、理解していなかったり、感覚や経験だけに頼ったりする事は近道ではありません。
※イチロー選手の言葉で「遠回りが一番の近道」とあるように、
ある程度のサイエンスを少し理解しながら練習やトレーニングに向き合うことで、自分の持っている以上の可能性がでてきます。

これからも野球選手に有益な情報をお届けしていきます。

                          JIN BASEBALLトレーナー:JIN

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