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vol.602 製造業に関する『◯◯問題』をもっと知らねばという反省。(稲田)2024/7/29

恥ずかしながら『蛍光灯の2027年問題』をお客様から教えていただくまで知りませんでした。

蛍光灯の2027年問題とは

そもそも蛍光灯には、材料として微量の水銀が使われています。水銀は、いわゆる四大公害病である水俣病や新潟水俣病の原因にもなった、非常に有害な物質です。
そのため、水銀による健康被害や環境汚染の防止を目的として、「水銀に関する水俣条約」という国際条約が2017年に発効。水銀を含む製品の製造・輸出入が原則禁止となり、電球形蛍光灯・コンパクト形蛍光灯といった一部の蛍光灯も、2025年末での製造・輸出入の禁止が決定しました。
さらに、2023年10月末~11月初旬にスイスのジュネーブで開催された「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」では、規制の対象外になっていた直管蛍光灯も、2027年末までに製造・輸出入を禁止すると決定。その結果、一般照明用のすべての蛍光灯が、その製造と輸出入を段階的に禁止されることになったのです。
もちろん、あくまでも「製造」と「輸出入」が禁止されるのであって、「売買」や「使用」は今後も認められます。そのため、今ある蛍光灯を寿命が来るまで使い続けることはできますし、在庫を大量にストックしておいて使うことも可能でしょう。

https://www.shoden-k.jp/blog/column/169595

『◯◯問題』は課題の顕在化なのでWebコンテンツと直結するんですよね。名称がはっきりしている分、ユーザーによる検索も活発化するでしょうし、コンテンツも作りやすい。ざっと思い浮かべただけでも下記のように挙がってきます。

  • 2025年問題(高齢化による労働力の減少)

  • 物流業界の2025年問題(時間外労働時間の上限規制)

  • 2026年問題(AIが学習する高品質の言語データが枯渇)

  • SAPの2027年問題(SAP社の基幹系システムのサポートが終了)

BtoB企業のWeb活用支援をしている者として製造業に関する『◯◯問題』のアンテナをもっと広げておかねば…と反省しました。リストを作ろうかしら。

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