川原正敏さんの漫画

学生の頃は漫画の雑誌の立ち読みとかしてた。そんな文化ももしかしたらとうに廃れているのかも知らんが。

そんな時、たまたま気になったのが修羅の門 第弐門。月刊少年マガジンで連載されていた。

この漫画の話を誰かとしたことは無い。ただただ気になって、一人で読んで、終わり。他に好きな人が周りにいたかも知らない。
本当に、ただ自分が読みたくて読んでただけだった。

がしかし、当時自分は漫画を買ったりする文化ではなく、金なんてホント何に使ってたんだろう、、という感じだったため、ちゃんと他の作品含めて追うことはしていなかった。

そして10年程度の月日が立って、俺も何だか大人になってしまって kindle で漫画を買ったりするようになり、川原さんの漫画を色々読むぞ!となって最近少しずつ読んでいる。

何が良いかと言うと、まずは雰囲気。絵のタッチと、セリフの量や雰囲気がすごく好き。
他の漫画とは違う雰囲気が好き。なんか、静かな感じ。落ち着いてて大人な雰囲気。
会話のやり取りとか、気持ちを組む感じとか、そういう感じ?

あとは、気持ち良さ。かな。ストーリーの気持ち良さ。
まあこれは色んな作品で感じることができる要素ではあると思う。主人公補正エグい系ではよくあるパターンだったり、分かりやすい作品でも感じることができる要素だとは思う。

あとあとがき。作者の方の性格がにじみ出ているあとがきがいつも読むのが楽しい。自虐的というか、自信なさげというか、そんな性格も面白いし、それでも当時の時代や背景を調べ尽くしている感じはかっこよいしこだわりある感じも良い。結果こんなカッコいいストーリーにしてしまうんだな~と。
「読者はこう思うかもしれないが、実際にはこうで、、」みたいな話も知識的なこともあれば、アイディア元みたいな話でもあって「あれを見てこれを書いたと思われる人もいるかもしれないが、実はこっちの方が先に書いてたからタイミング悪くて悲しい」みたいなことをあとがきで書いてるのを読むのは本当に面白いと思ってしまう。人が出てるな、と。

まあまだ正直なところ、全然読み進められていない訳で、作品自体はだいぶ昔からのもののためとっくに全部読んで本当に好きで応援している方も沢山いるのかもだけれど、自分は全然なのだけれど、でもそんな面白いであろう作品を今からまだまだちょっとずつ楽しめると思うと、こんなに幸せなことはないなと思うんです。

ので、まあまだ新参者ではありますが、書かせてもらいました。
自分の好きなものの1つです。

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