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「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2021 in 品川」開催にあたって 説明を強化していきたい、というご説明

2021年3月12日、日本ブラインドサッカー協会(JBFA)は、「Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2021 in 品川」(Santen ブラサカグランプリ 2021)の開催を発表しました。

この大会は、2018年からJBFAがブラインドサッカーの国際連盟に働きかけて開催が実現した公式国際大会で、2018年、2019年と開催。2020年3月の中止を経ての開催となります。

普段=平時であれば、開催発表からマスメディアを通じて、大会の概要、参加国の情報、チケットの情報などが世のなかに広がり、多くの皆さんに日本代表をはじめ、世界の強豪国の試合をご観戦いただくことになります。

ただ、いうまでもなく、今回は新型コロナウイルスの影響が依然強く残る中での開催。
これまでのように、
●開催するから観に来てね!
●日本代表のパラリンピック前、最後の公式戦だよ!
●見えないプレーから、感じられること、気づくことがたくさんあるよ!
という、いわば私たちの「ウォンツ」(=やりたい!)ベースの情報発信では、世のなかの皆さんの理解が得られないのではないかと考えています。

社会を見回せば、
●新型コロナウイルスは収束に向かっているどころか、まだ猛威をふるっていること
●それによって、社会で負担を負っている方々がいること
●オリンピック・パラリンピックの開催のあり方含めて、スポーツイベントの開催に賛否があることが、理解できます。

私たちは、そういう社会の状況を無視して、
●「それでもやりますから」と開き直る
●ひっそりと、「いつの間にか国際大会やってました」
という姿勢ではなく、
皆さんにパラスポーツ(障がい者スポーツ)の現状やスポーツイベントの感染症対策の実態を投げかけ、コミュニケーションを取り、開催そのものの意義を、ある種、問題提起していきたいと思っています。

それがゆえ、このようにnoteやブログを用いて、私たちの考えや準備などを、直接皆さんにお伝えしていきたいと思います。

国際大会の開催、と聞けば
・海外からウイルスを持ち込まないのか?
・本当に安全対策は大丈夫なのか?
・そもそも海外から入国できないのではないか?
と、多々疑問もあるかと思います。

そういった疑問に応えることで、社会からできる限り信頼を得ることに努め、私たちが果たすべき世の中での役割に向き合っていきたいと思います。

本日、表に出たクリエイティブのコピーは以下の通りです。

見えない闘いは、ここにもある。
果たして、開催すべきだろうか。
果たして、世界は待ち望んでいるだろうか。
世界が「見えない」闘いにある今、私たちにできることはあるのだろうか。
答えが見えない中で私たちができることを。
社会と、皆さんとともに実現できるやり方で。
それこそが、私たちにとっての闘いなのだから。


文責
松崎英吾(NPO法人日本ブラインドサッカー協会 専務理事兼事務局長)
宮島大輔(Santen ブラサカグランプリ 2021 運営委員長)