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2023.04.20 雪餅草/大手鞠/小手鞠/大紅空木/手巾木/黄木香薔薇

雪餅草(ユキモチソウ)

学名 :Arisaema sikokianum
科名 :サトイモ科
属名 :テンナンショウ属
原産地:日本の三重、奈良、四国

和名は仏炎苞からのぞく花序の付属体の先端が、雪のように白く、やわらかく餅のようなことから名づけられました。テンナンショウ属は、根茎に毒性が確認されています。


大手鞠(オオデマリ)

学名 :Viburnum plicatum f. plicatum
科名 :レンプクソウ科
属名 :ガマズミ属
原産地:日本、台湾、中国

英名はジャパニーズ・スノーボール(Japanese snowball)で、藪手毬(ヤブデマリ)の花が装飾花に変化した園芸品種です。学名上はこちらが基本種扱いで、原種の藪手毬は変種扱い。APG体系ではガマズミ科、クロンキスト体系やエングラー体系ではスイカズラ科に分類されることもあります。
(APG体系、クロンキスト体系やエングラー体系は、分類体系のことです)


小手鞠(コデマリ)

学名 :Spiraea cantoniensis
科名 :バラ科
属名 :シモツケ属
原産地:中国

中国から日本に伝わり、江戸時代初期から観賞用として楽しまれた歴史があります。「鈴掛(スズカケ)」という別名で呼ばれてもいます。前述の「大手毬(オオデマリ)」とは遠縁で科が違います。


大紅空木(オオベニウツギ)

学名 :Weigela florida
科名 :スイカズラ科
属名 :タニウツギ属
原産地:日本、中国、韓国、モンゴル

日本では福岡県古処山頂にだけ生育している落葉低木。熊本県で本種に類似する植物が確認されているが,今後の研究が必要のようです。


手巾木(ハンカチノキ)

学名 :Davidia involucrata
科名 :ミズキ科
属名 :ハンカチノキ属(ダヴィディア属)
原産地:中国

白いハンカチのように見える部分は花弁ではなく苞葉で,実際の花はその下にあって花弁はありません。ハンカチノキ属は本種のみ。
科属については、諸説あります。


黄木香薔薇(キモッコウバラ)

学名 :Rosa banksiae lutea
科名 :バラ科
属名 :バラ属
原産地:中国

比較的に水を好み病害虫の被害も少ない、育てやすい原種で春早くから咲きます。白花種もあり、こちらはより旺盛で芳香が強いですが、開花までに黄花種より年数を要します。

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