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変わり花・実・葉③

2023年5月2日、筑波実験植物園で出会った変わり花・実・葉。


グレビレア・アルピナ

学名 :Grevillea alpina
科名 :ヤマモガシ科
属名 :ハゴロモノキ属
原産地:オーストラリア東南部、ニューサウスウェールズ州~ビクトリア州

学名のGrevilleaは、イギリスの王位園芸協会の創始者・チャールズ・グレビレアの名前に因み、種小名の alpina は高山に生えるという意味。


スパニッシュ・アイリス

学名 :Iris xiphium
科名 :アヤメ科
属名 :アヤメ属
原産地:スペイン,ポルトガル、コルシカ島、南西フランス、南イタリア、アルジェリア、チュニジア

学名はギリシャ語の iris=虹、種小名はグラジオラスのようなの意味。花は、青、紫、白、黄色で咲き、その印象的な色の組み合わせでフローリストに好まれています。


デロスペルマ・クーパリ

学名 :Delosperma cooperi
科名 :ハマミズナ科 ツルナ科
属名 :ランプランサス属 デロスペルマ属
原産地:アフリカ南部
別名 :耐寒性松葉菊(タイカンセイマツバギク)、花嵐山(ハナランザン)

-15℃でも越冬するので耐寒性松葉菊と呼ばれ、花嵐山の名前で出回ります。這い性で開花期間が長く、6月から10月に濃い桃色の花を咲かせ、古くから土手など法面緑化に広く利用されています。デロスペルマ属には、春咲きの黄花種などもあり、品種の育成が進められ、最近は「砂漠の宝石」の名前で各色が流通しています。


翡翠葛(ヒスイカズラ)

学名 :Strongylodon macrobotrys
科名 :マメ科
属名 :ストロンギロドン属
原産地:フィリピン諸島

花色が宝石の翡翠に似ていることから命名された熱帯性常緑蔓低木です。花穂は下垂して長さ1m以上になります。嘴状の豆のような形をしています。
自生地での受粉はオオコウモリにより行われるようです。


昼咲月見草(ヒルザキツキナミソウ)

学名 :Oenothera speciosa
科名 :アカバナ科
属名 :マツヨイグサ属
原産地:北米中南部、メキシコ北東部

和名の由来は、宵から夜間だけ咲くツキミソウとは異なり、昼にも萎まないため。日本の各地で栽培もされ、野生でも繁殖している。根茎が横に走り茎を出すため群生します。


ベゴニア・マソニアーナ

学名 :Begonia masoniana
科名 :シュウカイドウ科
属名 :ベゴニア属
原産地:中国南部 ヒマラヤ ベトナム
別命 :アイアンクロス

葉は左右非対称のハート型で色は明緑色、葉脈に沿って黒褐色の模様がくっきりと入ります。その模様が鉄十字の形に似ているので、アイアンクロスとも呼ばれます。葉の表面は小さな突起状になっており、短くてしっかりした毛で覆われます。夏になると淡い緑色の花を咲かせます。花は小さく、葉ほどのインパクトはなく余り目立ちません。種小名のmasonianaはこの植物をヨーロッパに紹介した人物の名前に因みます。


紅紐の木(ベニヒモノキ)

学名 :Acalypha hispida Burm.f
科名 :トウダイグサ科
属名 :エノキグサ属
原産地:インドネシア、マレー半島、ニューギニア
別命 :ナガボアミガサノキ

英名で、Chenille plant(シュニール・プラント)と呼ばれます。 シュニールとは、光沢があり毛足の長いシュニール糸のことです。


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