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伏見:葦(ヨシ)原

伏見の宇治川河川敷に広がる葦原は、京都市伏見区向島に位置しています。この葦原は、全国的に少なくなった原野の環境を残す自然景観であり、淀川水系においては鵜殿や豊里と並び、原野の植物が集中して分布し、ノウルシ、ヒメナミキ、コバノカモメヅルなどの希少な植物が残存しており、河川敷の中央部は自然再生のための種子供給源として注目されています。

また、葦原は近畿で最大規模の「燕の塒」としても有名です。
葦刈りを含む「蘆の茅採取」は、2020年にユネスコの無形文化遺産に登録され、次世代に継承すべき文化として再評価されています。
観月橋から国道1号線までの広大な葦原は、春に元気な新芽が出るようにヨシ焼きが行われる風物詩でもあります。




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