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変わり花・実・葉⑥

2024年4月6日、小石川植物園で出会った変わり花・実・葉。


擬宝珠水仙(ギボウシズイセン)

学名 :Eucharis × grandiflora Planch. et Linden
科名 :ヒガンバナ科
属名 :アマゾンユリ属
原産地:コロンビア・ペルーのアンデス山系原産
別名 :アマゾン・リリー

コロンビア・ペルーのアンデス山系原産の常緑多年草。
アンデス山地に自生しますが、日本では温室のみ。地面の生え際からギボウシ(擬宝珠)のような長い柄を持った光沢のある葉が生え、株の中心から伸びる長い花柄の先端にスイセン(水仙)に似た白い花が下向きに咲きます。


錦蝶(キンチョウ)

学名 :Bryophyllum delagoense
科名 :ベンケイソウ科
属名 :セイロンベンケイ属
原産地:マダガスカル

日本へは年代は不明ながら園芸品種として宮崎県に導入された記録や1968年の小笠原諸島返還後に資材に紛れて入りこんだ可能性があり、現在沖縄県でも普通に見られます。


七変化(シチヘンゲ)

学名 :Lantana camara L.
科名 :クマツヅラ科
属名 :シチヘンゲ属
原産地:マダガスカル
別名 :ランタナ

和名の「七変化」の由来は、周囲の花から順に咲き、徐々に花の色が変わることから。


蒼角殿(ソウデンカク)

学名 :Bowiea volubilis
科名 :ユリ科
属名 :タマツルクサ属
原産地:南アフリカ

玉葱のような球根が特徴で、その球根から1本の蔓を伸ばし、周りの物や植物に絡まりながら成長します。


椿葛(ツバキカズラ)

学名 :Lapageria rosea
科名 :フィレシア科
属名 :ツバキカズラ属 
原産地:チリ

チリの国花。自生地では本種はハチドリにより受粉が行われ、種子は主に鳥により運搬され広がります。


天人花(テンニンカ)

学名 :Rhodomyrtus tomentosa
科名 :フトモモ科
属名 :フトモモ属
原産地:東南アジアの熱帯・亜熱帯地方

世界の熱帯・亜熱帯で広く野生化し、外来種として問題になっているところもあるようです。日本では花を観賞するために温室内で栽培します。


鐘楼閣(ショウロウカク・レーンデルツィアエ)

学名 :Stapelia leendertziae
科名 :キョウチクトウ亜科
属名 :スタペリア属
原産地:アフリカ南部

開花時には、ユニークで大きなベル型の深紅色から暗紫色の花が咲きますが、嫌な臭いがあり受粉のために蝿を引き寄せます。

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